万城目学氏「小説家という仕事」〜京都大学未来フォーラム〜

昨日 帰社後ダッシュで京大へ! いってきました〜 家から京大まで徒歩〜地下鉄〜京阪〜徒歩でほぼ1時間かかることが解りました。遅れてなるまいと必死で階段あがったら、心臓バクバク〜〜!!

学生さんにまじるのは、恥ずかしいなぁと思っていましたが、なんのなんの中年〜かなりご年配の方もいらっしゃり堂々と入場できました(笑)
生作家さんを見るのは初めてで、どきどき〜。
場内500名 満席です! しっかり前から7列目のど真ん中を確保! 生マキメばっちりゲットです。
拍手を受けて恥ずかしそうにマキメさん登壇。グレー地&赤いアーガイルのニットカーディガンに黒っぽいエリなしのインナー(彼は、ノーカラーが好きみたい)アイボリーのスリムなパンツ姿で小柄なかたです。
講演というよりは、世間話的な感じでほのぼのとお話をきかせていただきました。声が小さくぼそぼそとお話になるので、「もっとマイクを近くに」の要望あり。
こんなに大勢の人の前で喋ることは初めてで、と聴衆をみて照れ笑い。「ぼろぼろの時計台を想像して あこならいいかと引き受けたらこんな立派なホールで焦った。今日は大切なことは1つもお話ししません」とまず笑いをとり、その後、この90日のマキメライフを発表。ロンドンで執筆してその日の内に書き上げ、その場で編集者が校正し、即日本に送り、印刷という突貫工事執筆を皮切りに統計をとってみると90日の内10日くらいしか執筆活動していないことがわかり驚いたと仰ってました。結構取材や打ち合わせが目白押しなんですね。その中で、森見登美彦さんと京都のあじびるで焼き肉食べたとか、ありました。(すでにしっかり森見さんのブログでチェックしてましたがw)延々6時間男二人で話されたとか、クリスマスどーしはるの?とネチネチ聞いたら、実は結婚するんだと言われて、ぶっ飛んだとか。森見さんの普段のプロフィールもわかりましたw
そして、どのようにして作家になったのかという3回生から現在にいたるまでのお話を、現在過去にいきつもどりついろいろなエピソードを交えて楽しくお話し下さいました。
よしもとのウジモトさんとは同級生で、面識ないけど、学生当時 いつも講義に遅れてきて、カツカツ足音立てて教室に入ったとおもたら、最後列で皆を見下したようなふてぶてしい態度で、やけにトゲトゲしたヤなやっちゃな〜と思っていたら、ある日法学部の事務所でよしもとデビューと書いてあって、凄い奴やったんや〜!と尊敬に変ったり。7年ぶりにテレビで顔みて、すごい人間丸くなってて吉本ってすごいなーと思ったとか。サークルの新歓コンパの時、チャゲ&飛鳥が大好きでカラオケで歌うと一緒に歌ってくれる明るい先輩がいて、ええ人や〜とおもてたら、実はその人オームやったとか。政治を勉強したくて法学部に入ったけど、ゼミで討論している内容と、実際自分が世界現地へ出かけて感じた世界観とギャップがありすぎて、あほらしくなり、そのゼミやめたとか。自然科学?のテストで100点とったけど、その内容は、テストの最後に好きなこと書いて下さい的な設問があり、「人間に葉緑素があったら、日に当たって寝ているだけでエネルギー充填できるのに」的な事を書いたら 素晴らしいとあり得ない評価が来たとか。まるでマキメさんが書かれたエッセイそのものの世界でした。
マキメさんの「素」が炸裂し、等身大のマキメさんの講演だったと思います。
その後、質疑応答で 手があがる手が上がる。さすが学生さんは活発や〜

  • 大学で学んだ法学系的な知識は今役立っていますか?
  • 森見さんとは、どうゆうご関係ですか?
  • 自分も作家を目ざしてますが、作家になってよかったですか?
  • 作品の舞台は関西なのになぜ大阪でなく、東京にいるのですか? 
  • 作家エージェントと出版社の編集者とは どちらがどうなんでしょうか?
  • ホルモーは3部作だと期待してますが次作はありますか?

などなど、時間いっぱいまで 質疑に応答して下さいました。
2月下旬に新刊「プリンセストヨトミ」が出るそうです。ホルモーの文庫もでるそうです。もっとアピールされるかな?と思っていたのに、意外と控えめに「もし良かったら買って下さい」と仰ってました。
ええ、もちろん買いますとも!
未来フォーラムについてのアンケートがあったので次回森見登美彦さんをお願いします!!と書いておきました。




「鴨川ホルモ-」の映画は もうできているらしく、先日マキメさんは、監督はじめ俳優さんたちと試写を見られたそうです。

「思った以上の出来」だそうです。。講演前にちらっと予告が流されました。
ぐぐぐ〜! あの妙ちくりんな世界が公開されるのは、GWです。
山田くんって ほんま 役者やなぁ〜