セカチュー

camp場で父母が宴たけなわの頃、私は父母の家で、娘に勧められたが数ヶ月ほうっておいた「世界の中心で愛を叫ぶ」を一気読みしていた。
セカチューは、あまりにも美しいストーリで現実感がなかった。帯に柴崎コウが「泣きながら一気に読みました」と書いてあったが、私は1滴の涙もでなかった。

世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ

文体は読みやすく、ストーリも面白かった。彼女の死を受け入れるまでの彼女への想いと回想がうまく物語を進めていった。がやはり感動するまでは行かなかった。「いいよねー、これだけ愛する人と巡り会えるなんて あんたなんて幸せなんだ」これが正直な感想ってとこかな。でも結婚するまえの話しだからストーリはいつまでも透明で美しいんだよ。現実は、あなた そうじゃ ありませんてっば。もっとすごい感動が有るよ。
柳美里の「命」まではいかなくてもね。