KAKI

Chumi2004-12-08


師走になるとやってくるのが 喪中葉書です。先日も旦那の学友の母君がなくなったとの喪中葉書が届き驚いていたのですが、(同級生の親が亡くなるというのはとても嫌なものです)昨日は、富山の家具メーカーから喪中とともに火災で工場が焼けたが再スタートすることができたという葉書が届き唖然。

我が家で毎日愛用している食卓は、10年ほど前 清水の舞台から飛び降りる覚悟で(笑)オーダーしたこの家具メーカーKAKIさんのもの。直径1.5mの木の円卓です。普段は 5〜7人で使っていますが、義姉達が来たときは11人で掛けたこともある大きさのものです。円卓にした理由は末っ子が産まれたときに家族が奇数になったので四角いテーブルでは座りにくいと円卓が欲しくなった訳ですが、テーブルで円卓と言えばホテルの宴会で使われるようなものしかなく、おしゃれなものを探し求めた時、当時スキーのホームゲレンデとしてよく通っていた北陸・極楽坂〜粟巣野のペンションKAKIが 本職として家具を作っているのを知り、オーダーしに足を運びました。KAKIさんの家具デザインはとてもシンプルでクールな北欧風。特に直線美が際立ち、それでいて木の温もりも伝わってきます。作りはものすごくしっかりしているのです。

当時あった工場は木の香りがいっぱいで 広い構内には所狭しと製作中の作品でにぎわっていました。ショールームには ため息の出るような暖かみのある家具ばかりで、(お値段もため息がでましたが)家具好きな私はとても幸せな気分になったのを思い出します。
そんなショールームも工場も焼けてしまったなんて この知らせはとてもショックでしたが葉書に新しい工場の写真が載せてあり、真っ白な外観がこれからの希望に満ちているのを象徴しているかのように思われました。とても大変だったでしょうが これからもがんばって下さいね。 と思わずつぶやいてしまいました。
写真は 円卓を購入した際、KAKIさんよりプレゼントしていただいたカッターボード。 手彫りの模様がとても素敵でパンや果物を切ったりするのに大切に使っています。
また遊びに行きたいです。もちろんスキーもね。