道標

羅針盤が狂っていないか、安全な航行が期待できるのか、なんの確証ももたず 船を進めるには 大きな不安があった。大海原のどっちの方向に進んでよいのやら、とりあえず一歩は踏み出したもののこれが本当に正しい航路なのか 本人ですら 迷っている状態だった。
おりしも1本の電話に導かれ、なんらかの指針を示してくれるのではと 藁にもすがる思いで ANAホテルにM夫人と向かう。めちゃくちゃ緊張した。
端的に示唆された言葉の端々には カリスマ的な説得力があり 未来の道を照らしてくれた。東も京もダメだという。けっこうショックだった。そして、印が灯ったのは、憧れの遠隔地であった。方向を変えれば成就するが、間違えば失敗すると。再起動は夏から。ひとまず、安心した。が、さぁて、どうする。ひともめしそうだぞ。
もう 喉カラカラになりましたわ。それにしても、私を導いてくださったM夫人には感謝の気持ちでいっぱいである。ホントにありがとう!