「父と一緒の写真持って出た」

 奈良県田原本町の医師(47)方が全焼し、妻子3人が死亡した放火殺人事件で、逮捕された私立高校1年の長男(16)が「(自宅に火を付けて逃げる際に)父と自分が一緒に写っている写真を持って出た」と話していることを、6日朝、接見した弁護士が明らかにした。

 「(写真は)大切な思い出」と語っているといい、弁護士は「父に対しては、嫌いな面がある一方で、愛情に飢えていたところもある。複雑な感情が見られる」と印象を述べた。
(読売新聞) - 7月6日12時41分更新

毎日これ関連の最新ニュースをチェックしているのですが、今日はこれ読んで もぅ涙でました。
暴力を振るわれて毎日理不尽な辛い思いをしながらも、やはり父親の事が好きだったんですね。
この父親に「鏡の法則」読んで欲しいですよ。
「家出だけにしておけば・・・」と昨日の記事にもありましたが、家出したところで、直ぐに連れ戻されてもっとヒドイ仕打ちをされるのは想像できるだろうし、それを振り切ってにげきれたとしても16歳で温室育ちの子がひとりで生きていけるかどうかは、自分が一番よくわかっていたに違いありません。現状をのがれるには、ああするしかなかった。後の事を想像する余裕もなく、そこまで追いつめられて、いたのではないでしょうか。そして、あまりにも大きな罪を犯したことに今更気がつき・・・もうどん底ですよね。ほんとに不憫でなりません。この子を抱きしめてあげたいと言う人が今、たくさんいます。彼の今後の受け入れ先を含め、将来を心配する声もたくさん聞こえます。

彼に今必要なのは、厳しい処罰ではなく、愛情に暖かく包まれ 洗練された教育を受ける事だと思います。そうする事により、彼は亡くなられたご家族の菩提を弔い、且つ社会に貢献できる人間へと立派に更生してくれるものと確信致しております。
その機会を与える事が、周囲にいる我々大人、特に子を持つ父親としての責務であると痛感致す限りであります。

と主人が嘆願書にも書きましたが 本当に心からそう思います。