多くのヒントを
- 作者: 東山紘久,東山弘子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1992/02/20
- メディア: 単行本
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成長とは悪を受け入れること(悪をすることではない)
待ってやることと、見てやること(放任でも過保護でもない)
夫婦の一致とは、相手の考えを尊重すること。
本好きにするなら、自分が読書を楽しむ。(押しつけない)
父親は、社会へ入門する時の稽古をつけてもらう人。
「ゆるがず、逃げず、小さなことにこだわらず。母親のせいにしない。」
父が非権力的権威でもって秩序を維持するには、人格の向上が必要。心の修業。
母親は、「のりのいい人」子どもがいったことにのりたくなるような心が大切。お母さんのこころが家族と一緒に何かをしたくなること。
過保護とは、子どもがもとめていないのに、与えたり、子どもが求めているものを親の都合で、別の者にすり替えられて与えられたり、条件付きで与えられたりすること。自分本位に相手をかわいがること。
人は自己の体制を維持し、強化してくれるようなことしか学ばない。相手中心に受け入れないとその人の成長を助けることはできない。
理想の配偶者・男子なら、「どこか1点でも父親を越えたところがあることを自覚し、ソレを誇りに思っている人。」女子なら、「人の行為に積極的に乗れる人」
子ども中心に、子どもの気持ちを理解しようと努力すること。
思春期の子どもを不快にしない会話
- 議論しない
- 子どもの意見と方向性に合わせる
- 説教しない
- 命令しない
- 干渉しない (これ美味しいよ、食べてみたら)
↑
すでに干渉になる
↓だから
(これ美味しい!)感動するだけでよい。
- 策略(操作)しない
- 皮肉・厭味・愚痴をやめる
- 代弁しない(兄弟仲が悪くなる)
- できる要求はかなえてやること
もっと早くこの本を読んでいたら、上の二人の子育ては変わっていたかもしれない。何度も何度も読み返してみたいと思う。夫婦のありかたも考えさせられる実践的な良書だと思う。すごく良い内容だったので、妹や義妹にプレゼントしようかな。人から貰った本って読むかなぁ?