鉄道員(ぽっぽや)

浅田次郎にはまりつつある。短編集を読み、すぐに映画も観たくなった。ずっと見逃していたからだ。
TUTAYAの更新に伴い、無料で借りた1本。1999年の作品のため、もはや利用度が低いようで、DVDではなくVHSしかなかった。

鉄道員(ぽっぽや) [DVD]

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旦那と観ていたら、娘が帰宅し、食事をし始めた。ちょうど、物語終盤で、感動的な親子のシーン。本でも涙がこみ上げたが、映画でもやっぱり涙がこぼれた。ちょうどその時、プップという軽快な破裂音と共に異臭が漂ってきた。

  • はる「うっ!臭っーーー! もう〜〜〜 親子の感動的なシーンやのに、最悪やわ。」
  • 旦那「出るもんしゃーないやんけ」
  • ちゅ「もう〜、最悪というより、サイテー」

悪びる様子もみせず、更にプッププップと砲弾

  • ちゅ「もう〜〜〜!!あんたは、ぽっぽや じゃなくて ぷっぷや!!!」

けんさんは、役ぴったりのキャストだし、大竹しのぶが上手い。40数ページの読み物をよく2時間近くにのばしたなぁと感心。ストーリーもほとんど本に忠実だ。

ちなみにエンディングの歌は坂本龍一の娘が歌っていると初めて知った。曲自体は、うらBTTBで以前から繰り返し聞いている put your hands upとともに大好きな曲。何度聞いても飽きない。もの悲しくて幻想的な美しい曲だけど、どこか温かさも感じる曲想だ。聞くだけではなく、これピアノで弾くととても気持ちいい。特に最後のバッハのインベンションのような可愛いフレーズ。弾いていて癒されるナンバーだ。といっても、ここ数年ピアノの蓋すら開けていないから、あまりえらそうなことは言えない。