48歳の誕生日にオオスズメ蜂に刺される!

Chumi2007-04-29


昨日の夜から親の住まう湖北に向かった。GWは暦通り、前半は湖北で過し、後半は家の掃除と整理の予定。穏やかに休暇を楽しむ予定だった。
お昼ご飯を食べ、デッキで日向ぼっこをしながら読書をしていた私に突然尋常でない旦那の声が飛びこんできた!彼は、親から頼まれて薪小屋の整備に取り掛かりはじめていたところだった。
私が駆け付けたとき、旦那は右腿を押さえ、左足を踏ん張って仁王立ちしていた。

  • 何っ?!!
  • 刺された!コイツー!!

その左足の下を退けた時、コヤツ(写真)がまだうごめいていた。めっちゃデカイ!
とにかく病院に!
実は旦那は蜂に刺されたのは今回が初めてでは無かった。それが私を恐怖におとしいれた。アナフィラキシーショックが心配だった。旦那はまだ今のところ大丈夫なようす。義母が最寄りの病院に連絡して受診が可能であることを確認。なんせGW中である。旦那の指示どうりヤツを火鉢で採取してタッパーに入れ病院に急行!
ところが、病院は臨時体制だったため、すぐに医者は診察室に来ずイライラした。

  • 早く先生を呼んで下さい! 一度刺されているんですよ!

チンタラ入力しているラチのあかない受付事務のネーチャンとのんびりムードの看護師に激を飛ばし、催促した。まったくよ〜旦那がシンジャッタラどーしてくれるんだよ!
まもなく医師登場。
走れよっ!!
と怒鳴りたい衝動を堪える。
アナフィラキシーショック症状は刺されて数分後にあらわれすぐに呼吸停止するらしい。しびれ感は有るものの10分ほどたって医師と話しが出来る旦那は大丈夫ってわけらしい。以前は信州乗鞍でクロスズメ蜂に刺されたのだった。今回はスズメ蜂だ。しかも、かなりの大きさ。
今度これと同じ蜂に刺されたら、チョット嫌ですね・・・と先生。いや、チョットじゃないでしょ。命に関わる問題だよ。
「とりあえず、今日はお風呂と飲酒は止めてください。炎症を押さえる軟膏を塗って安静に」
てゆーか、もう呑んでるし。旦那は誕生日を祝う為生ビールサーバーを稼働させ、試運転に大ジョッキを平らげたあとの事件だったのだ。
旦那はせっかく楽しみにしていた生ビールが飲めないのがショックだったようだが、私は抗原抗体反応ショックが出なかったことに胸をなでおろした。
神様が誕生日に与えてくれた休肝日のプレゼントだよ!
二度めの危機を救う解毒キットがあるらしい。すごい針が付いてるらしいが、刺された瞬間素早く腿に差し込み注射し救急車が来るまでに呼吸停止になるのを防ぐらしい。

  • わし、いややぞ〜。そんな針自分で刺すのん。
  • なにゆ〜てんのん。死んじゃうねんで!そのキット何が何でも手に入れる!

とんだ誕生日でした。でも、考えようによっては九死に一生を得たのかも。
http://www.ne.jp/asahi/web/oki/health/hachi.html
普通、蜂というと秋に被害が出るのをよくニュースで聞く。巣の活動がもっとも活発になる時期だからだ。じゃぁ、どうして、今回旦那は刺されたのだろう?そして、刺した蜂の種類はなんだったのかをネットで調べてみた。
オオスズメバチ
採取した蜂は、45mmほどある。腹端、眼の間の色、顔の形から、やはりオオスズメバチの可能性が高い。そして、蜂の生態を調べてみると、この時期、越冬した女王蜂が、営巣活動を開始する時期と合致している。女王蜂は働き蜂が育ち始める7月くらいまでの間、たった一人でがんばり1ヶ月掛かって巣を作り始めるらしい。
じゃぁ、今回、越冬してでてきたばかりの女王蜂にやられたというわけか?この女王蜂も運がわるかったね。
さて、蜘蛛にさされて能力をもった男が話題になっているが、うちの旦那、女王蜂に刺されて特殊能力がそなわらないかしら?