ハリーポッターと不死鳥の騎士団

Chumi2007-07-21


ついに20日に封切られた5作目。前売りを買って楽しみに待っていました。お昼時間は年齢層が下がりざわざわした雰囲気になるのがいやなので、レイトショーを旦那に誘い行ってきました。これなら前売り買っとく意味なかったかも。でもいつでも見に行けるというお得感が安心でしたが。
ぎりぎりに席を確保したので、中央席でありながら前から5列目。てか旦那は前方席が好き。目がヒラメになりました。前方は音の迫力が凄いね!そして予告の字なんて痛いくらいにデカイ!スピード感のあるシーンが少ないのでなんとか見れましたが、あの席、クイディッジの試合シーン満載なら目が回りそうだったかも。映画館の醍醐味といえば、巨大なスクリーンで臨場感を味わうという、それなんですが。

ワーナー・ブラザース公式サイト

本のほうも、私にとって「不死鳥」は「アズカバン」に続いて好きな作品で、エキサイティングなアクティブシーンが満載だったので、映画になるのがとても楽しみだった。特に「魔法省」内部の様子とその部屋部屋で戦いがどのような映像になっているのかが、ワクワク。そして、その期待 裏切ってくれなかった!

上空から見るたくさんのかわいい茶色い屋根とチムニーポット、テムズ川に浮かび上がるHouse of Parliamentの夜景の美しさに懐かしさがこみ上げてきて、いきなり冒頭から胸が熱くなる。

今回は、新しいキャラが、かなり光っていた。ルーナ/アンブリッジ/ベラトリックス 本を読んだ印象よりどの人も小奇麗なイメージだったけど、キャラぴったりのイメージのキャスティングと演技がよかった。

だんだんと回を重ねるごとにテーマが重くなってくる。児童ファンタジーの印象でスタートしたけれど、とんでもない、子どもには恐ろしくて重すぎるような最近の印象。うっちゃりに「一緒に行かない?」と誘っても「こわいから嫌」なんだそうだ。視覚的な恐さはもちろんあるだろうけれど、心理的に深い暗さが根底にあるからね。でもハリーと同じ年齢で成長しているうっちゃり、思春期の悩ましい心理が前回からガンガンでてきているから 見て(深く読んで)共感する部分多いと思うんだけどね。
もちろんストーリは面白いけど、そうじゃない、ハリーポッターにはもっと深いものがあるよ。
一人の人間には誰でもある「正義と悪」そして、世界中での「純血と混血」といった争い。その中で、「リーダーシップの孤独と苦悩」「愛情と友情と勇気」が各人の成長とともに描かれている。あのうっとおしい雰囲気がほんとイギリスの気候そのもの。
それにしても、みんな 大きくなったよねぇ〜。それぞれの成長ぶりが、この連作映画のまたひとつの楽しみです。



そしてそして 映画を見終わった旦那が、新説をぶちかます〜!
「よし!わしは、わかった! ”名前を言ってはいけないあの人”はハリーのお父さんや。ほれ、あれと一緒、スターウォーズの ベイダー卿とルークの関係。だからどちらか一人が死なねばならない。」父の説明がない。周囲のものが回りくどく秘密にしている という印象もあるらしい。
どうよ これ?
第1巻(賢者の石)を読んだとき、私もはじめは もしかしたら ヴォルデモードは ハリーの父?と思ったことがあったが、トムリドルの生い立ちのところで、違うなぁと思い直した。それに父ジェームスは phenixの一員じゃんか。それにジェームスは守護神となって、ハリーを護ってるじゃんね? そんなこと 言われたら、ますます完結巻を早く読みたくなるよ。
兎に角、この本といい映画といい、そのスポットにハマると 日常をすっかり忘れてしまう恐いものがあります。
てなわけで、今macの壁紙はダンブルドア軍団でさぁー。


ちょうどこの日 英国では完結巻7作目が発売されました。ゴブレットから1作ひとりずつ死んで行くんだよね。いよいよ完結編では、ハーマイオニー/ハリー/ロンのうち二人が死んじゃうとか。洋書買いに行こうかな?翻訳まで1年かかるそう。
そのまえに「半血のプリンス」読み返した方がいいかも。

最後に一言。やっぱりスコットランドは美しい〜! いきたーい。


その前に 部屋 掃除しよー。