The Deathly Hallows 6

ついつい読むのに没頭してしまい、このごろ就寝が0時を回ることが続いていて、やや睡眠不足気味。お昼からの睡魔と戦うのが辛いのよね。読み進めて行くと、英国独特の単語や言い回し方、伝承などがどんどんでてくるのが解ってきた。作家独特の表現もあるんだろうけれど。辞書が離せない。


Chapter 6 : The Ghoul*1 In Pyjamas

フラーとビルの結婚式の準備のため、ウィーズリー夫人は家の片付けや掃除や式の支度をくたくたになるまで徹底的におこない、ハリー、ハーマイオイニー、ロンが今後の良からぬ相談をする機会をあたえないようにとそれぞれに仕事をあたえ手伝わせていた。一方ハリーたちは、これから探し出すホークラックスについて考えあぐねている。何をヒントにどこに探しにいくのか?もう学校へはもどるつもりはないらしい。ホークラックスに関して、ハーマイオニーが重大な情報を入手していることが明らかになる。そして、ハーマイオニー、ロンはそれぞれ自分たちが家や学校から いなくなった場合それぞれの家族に危険が及ばないように、ある対策を講じていた。自分たちの命を投じてハリーについていくロンやハーマイオニーの決意を知ったハリーは、嬉しくもあり、また自分たちがこれからしようとしていることが、ほんとうにとんでもなく危険なことであることが今更ながらひしひしと感じる。結婚式の3日前にフラ−の両親と妹がフランスから到着。いよいよ賑やかになる「隠れ穴」。そして、結婚式の1日前はハリーの17歳の誕生日であるのだ。キーワードが出てきたように思われる。Godric's Hollow(ゴドリックの谷)。そこへ行けば、何かが見つかるのだろうか?

各巻に登場する「隠れ穴」のひとときが、この暗くて緊迫するストーリの中で唯一暖かく安心するシーンとなっていて、ほっとさせてくれる。

Horcruxについて:
Horcrux(ホークラックス=分霊箱)とは、永遠の命を得るために、自らの魂を引き裂き分け、ある物に魂を入れる闇のもっとも邪悪といわれている魔術。もしくは、それにより分けられた魂が宿っている物を指す。
ヴォルデモードは、自分の魂を6つに分けたといわれている。下記のものが予想されている。
1)トムリドルの日記(2巻):ハリーにより、バジリスク(大蛇)の牙により破壊された。
2)ヴォルデモードの祖父マールヴォロがもっていたスリザリンの指輪(6巻):ダンブルドアが破壊。
3)スリザリンのロケット:R.A.Bと名乗る謎の人物が盗み、偽者とすりかえる。破壊すると予言してたが・・・行方不明で謎のまま。
4)ハップルパフのカップ:どこのあるのかわからない
5)ヴォルデモード自身:いくら裂いても 1つは自分本体に残らなければならない
6)?
この6)は今のところ、謎のままであるけれど、ももも、もしかして、「ハリー自身」? まさかね?考えすぎ?でも予言の言葉を考えると・・・・・とふと不吉な予感がした。(予想外れてほしいけど)

*1:ghoul /gl/ 1 グール 《イスラム教の伝説で墓をあばいて死肉を食うといわれる食屍鬼(しよくしき)》.2 残忍な事をして[見て]喜ぶ人.