日本でいちばん大切にしたい会社
- 作者: 坂本光司
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ある方からの推薦図書。人生観と仕事観を変える本との話題本。今年の4月に初版され10月で21刷である。
全般を通して、講演会を聞いているような内容なので、解りやすく1〜2時間くらいで読める。
第1部は、企業が存在する目的、好業績をあげる企業となるための5つの条件が述べられている。
第2部は、その条件の根拠となる実在する「日本でいちばん大切にしたい会社」の5つのストーリーが書かれている。
ほのぼのとした感動が胸を打つ。あとがきに「なぜこの本を出版するようになったか」といういきさつが書かれてあるが、最後の最後まで感動させてもらった。経営者にとって何をいちばん大切にしなければならないのか、企業のあり方の本質を説く。
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創業者というのは、希望に満ち熱意に溢れている。ところが、2代目3代目となり創業者の思惑がそのまま受け継がれているかどうかというとだんだん怪しくなってくる。だが、創業者、もしくは承継者が時代に左右されない経営理念を掲げていて、その具体的内容が上手く受け継がれば、その想いはブレずに存続してゆく。現代、中小企業であろうと経営理念を創りなさいと云われているのは、そういった意味で大切なんだと感じる。
- 感動は人を変える
- 笑いは人を潤す
- 夢は人を豊かにする
致知巻頭の藤尾社長の言葉には、いつも胸が熱くなる。