京菓子 両判

先日、実家から頂き、お仏壇にお供えしておいたお菓子のお下がりをお相伴に預かることにした。
京名物は色々あれど、やはり宇治茶、お菓子、漬物は古来から代表する大名物だと思う。街中のどの町内にもこの三店は必ず存在しているように思う。しかも皆歴史ある老舗が多い。どこにでも和菓子屋さんが存在するのは、あたり前で「フツー」のように思っていたけど、よく考えれば 和菓子店舗数は全国一なんじゃないかと、最近京都の凄さに改めて驚く。
だからまだ食べたことのない和菓子も沢山あるんだろうなと、この「両判」を食べて感じた。

はっきり言って、美味い!
あかん、どーしよ 手が止まらへんわ。w
いわゆる 麩焼き菓子だ。形は大判 小判の大判型である。一つ黒砂糖が塗ってあり、もう一つは和三盆かな?白い砂糖が塗ってあるが、、サクッと一口ほおばれば、麩の焼きたてのような香ばしい香りと優しい甘さが舌の上で溶けて口一杯に広がる。ふんわりとした上品な雅の味だ。焼き具合が絶妙〜〜

麩菓子は、今までたよりなくて、取り立て美味しいと思ったこと無かったけど、これは美味しい〜

京都では、こうゆう甘い系の乾いた焼き菓子を「煎餅」(おせんべ)と云うんですわ。お醤油味のお餅を焼いたのは、「煎餅」じゃなくて(所謂草加せんべいのような)、「おかき」てゆいます。「あられ」とも云いますね。私にとって、「おかき」は大きい草加せんべいのような 「あられ」は 一口で口の中に入る小さいサイズ”のり巻きあられ”のような言葉のイメージがありますけど。


この両判煎餅は、京都市下京区松原通室町東にある 「末富」はんで手に入ります。
美味しいおぶもほしなりますえ
http://kyoto-wagasi.com/a_shop/suetomi.html
末富 京菓子:京都のグルメ情報 | DigiStyle京都

確かに、そうや。京のまちは、「お菓子屋はん」(お客さんにだす上菓子 じょうようとか、きんとんとか、こなしとか お茶に使われるような 見栄えも芸術的なお菓子)「おまんやはん(饅頭や)」(家庭用の気軽な和菓子 お団子とか 草餅とか 大福とか、おはぎとか)「お餅屋はん」(神さんにお供えする”おけそくさん”とか置いてるおもにお餅中心のお店)の3種類のお店が住み分けてる町やと思います〜
↓ おお 新たな発見!w
にほんのこころ#5 京菓子
これも普通に当たり前と思っていて 氣にもとめなかったけど、書かれてあること読んだら、これって京都の特徴なんかいな?と もう一度 京文化を見直すことになりました。