地蔵盆

Chumi2004-08-22


毎年恒例の地蔵盆。どうも関西?いや京都の風習らしい。各町内ごとに御祀りされてあるお地蔵様を祠から出し、洗って御化粧し直し この日特別にしつらえた祭壇に設置し、いろいろなものをお供えし、お経をあげ、この御地蔵さまを囲んで、町内の子供たちの為に 1時間ごとにヨーヨー釣りだのビデオ鑑賞だの 福引きだの10時3時のおやつだのといったプログラムが組まれ 町内の子供たちと町内の世話役が集う。
各家庭は 普段にないおやつの量と福引きであたったさまざまな家庭用品で潤う。

昔はもっと賑々しく 手間をかけてやったのだろうが、年々簡略化されてきて、昔通りの風習がひきつがれるのが難しくなってきているようだ。本当なら2日間に渡って行われるのだけれど、この町内は1日に簡略化されている。しかもお経はテープだ。
お寺さんへのお布施料がもったいなくって、テープになったと言う。何たることだ。事前の集会の時に思わず言ってしまった。「テープのお経って ありがたみが有るでしょうか? お地蔵さんに対してはメインのことなのに。テープが流れているだけで子供たちが手を合わせるでしょうか? これって 仰るような”子供と年寄りの交流”や地蔵盆の文化を引き継ぐことになりますか?」

今年はうちの組が、このお地蔵さんの当番に当たっていた。朝6時から お地蔵さんの祭壇の設置にいった。木枠をくみ上げて祭壇を作るのだが、組の持ち回りでやっていて、年々そのノウハウをしった年寄りがすくなくなり、くみ上げるのにも やり方だわからず、すったもんだしながら ようやく組み上げた。
それにしても現役の60歳代専業主婦というのは、どうしてあんなに要領が悪いのだろう。ちょっと飽きれてしまう。いや年とると ああなるのかな。やだやだ。

でも、こんなイベントがなければ、役を持たなければ 町内の方との交流もない日常なので、いろいろな年配の方の名前もわかったし、それなりにお話もできたので、よかったな と思う。どんなにだんどり悪くても こういったことは、ひとりじゃできないし、ひとりひとりが協力し合って 初めて成り立つことだものね。
夕方、シマイ終えて さぁ帰ろうと思えば、バケツをひっくり返したような酷い夕立だ。家に電話をしてバンビに傘を持って来てもらう。両隣の方の分も持って来てもらう。自分だけ さっさか帰らないじゃん。 バンビ、気よく動いてくれて嬉し。サンキュー。そして みなさま お疲れさまでした。