中小企業経営革支援法

Chumi2004-11-18


午後より、公的融資と助成金活用法の無料セミナーに行ってきた。無料セミナーというのは、必ず裏がある。主催は東京 虎ノ門から来ている経営コンサル会社。京都の市場開拓に来たという訳だ。京都は、やはりのんびりしている。それだけに開拓する側もされる側も先手必勝で相乗効果があり、企業は低金利で有利な公的融資を得ることが出来、支援するコンサル会社には利益が上がるという訳だ。
関東弁の虎ノ門氏は闊達に数字と実例を挙げ、皆より興味をそそり、信頼を集めようとする。アプローチが上手い。この無料セミナーの後は、無料個別相談があるという。普通なら1時間1企業様1万円のところ。だそうだ。ここで仕事になる企業かどうかふるい分けするのだろう。
参加者は、40名ほど女性は私を入れて3名だけ、一人はキャリアウーマン風、もう一人は、経営者の連れ合い風、あとは皆背広を着たおっちゃんばかりだ。うぅ、なんか私浮いてる。だが、しかーし、もーっと浮いてる人を発見!私と反対側の出入り口付近に車いすに乗ったかなりご高齢の方がいらっしゃる。ゆうに70歳は超えているだろう。座っているだけではない、無料個別相談申込書を振り上げ何か質問してる。そんな年になってまで公的融資に策を講じ経営革新に熱く燃えるのか。やるねぇ〜じっちゃん。励まされる。
同じことをつづけていれば、企業というものは必ず頭打ちになる。ぬるま湯につかっていてはいけない。自らを厳しく見つめなければ生き残れない世の中だ。企業として利益を上げ、伸び続けるにはリスクの少ない経営革新を常に心がけなければならない。では具体的にどうやって? その糸口を掴むために出席したが、ハードルはかなり高い。課題は山積みだ。でも指をくわえて観ている訳にはいかない。ずっとずっと走り続けなければならないから。それには まず新たな方向に一歩を踏み出さなくっちゃ。
写真はセミナーに行きしなに乗ったJRの先頭車両から コックピットを通して撮ったもの。前方に長々と伸びて続いているレールが印象的だった。
このレールを自分で積極的に敷いていかねばならんのだ。