KETSUI

うっちゃりから、旦那のケータイにメールが入った。
「もう、塾やめたい。地元の中学でいい。」
さぁ、えらいこっちゃ。
かなり精神的に追いつめられている文面だ。うすうすは、感じていたんだけど、6年生になるとかなりプレッシャーがあって、それに負けないギリギリのところで受験生は皆乗り越えて行くのだ。
上の子達もそうだった。6年生になると顔つきが変わった。人間性も変わったんじゃないかと不安になるくらい暗い表情だった時があったのを覚えている。そうとう辛いのだ。かなりのことをやらされているからなぁ。
この壁をうまく自分で打ち砕いて行かなければならない。
また、そのように親がサポートして誘導してやらねばならない。
下手をすると 人間が潰れてしまう。
一体そこまでやらせる必要が本当にあるのか?
上の子達は コレを乗り越えなければ絶対後悔すると口を揃えて言う。
でも、こどもも一人一人個性があり、違う。単に精神的に弱いと判断せず、あきらめず、しっかり見守り誘導しなくっちゃ。
スケジュールを見直そう。
今は、週1回しか休みがない。いくらなんでも これはキツイなーと実は感じていたんだ。上の子たちの時よりさらにハードになっている。
塾にも相談。「ちょっとやりすぎじゃないですか? ここまでほんとに必要ですか? とりあえず、精神的に回復するまで土日は休ませますので。」
今や関西一円に拡大した教室の数から考えて、近年難関校への合格者数を圧倒的に獲得してきている数字に縛られ、設立当初のスローガンは守られているのだろうか?
「最大の塾ではなく 最高の塾でありたい」 とのキャッチフレーズは、今でも正しいか? 上の子達から お世話になっている塾校長S先生に今度聞いてみよう。
それとも ついていけない うっちゃりが、甘ちゃんで へぼ なのか。
私に直接言わず(たぶん言えず)父親にメールをいれるという小賢しい手をつかうところがミソである。