門限

Chumi2005-08-09


昨夜から郵政民営化否決〜衆議院解散の話題でラジオもテレビももちきりだ。
立秋を過ぎたが名ばかりで気温は36度という日が続いている。でも空は正直。上空は秋へ向かっているようだ。今朝、鰯雲や羊雲が出ていたので思わずショット。
最近 娘の帰りが微妙に遅い。なんか変だな〜と感じていたんだが、昨夜娘の部屋に入った時、それが判明した.

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それでは、続きをば・・・

娘は昨夜10時半すぎに帰ってきた。家の門限は十時だ。十時過ぎても帰らない時は、私が「今どこ?」とメールを嵐のように打つ。たいがい「今○○」と今までなら速攻で返ってきたのだが、最近は返信が遅かった。
しばらくして「今四条」とメールが入ったのは10時半だった。
「おそいぞー(`з´)」
しばらくして、帰宅した娘は、そのまま自室に入ってしまったのだった。

娘のドアをノックして開けると、娘は誰かとケータイ電話中だった。振り向いた顔は笑っていたが、その瞳には「まじぃ」と言う字が映し出されていた。
んん? とピンと来た私は
「あんた 誰と話てんの?」
「あ、切ります。」とケータイに向かって喋り、
「彼氏」と私ににやけて告げ
「き り ま す」とまたケータイに向かって喋った。
「ふ〜ん。 冷蔵庫の中にサラダがあるよ。それから生クリーム入りのパンとかいろいろ冷たい物が残してあるよ。」と言いつつ
(え〜〜?! 彼氏ぃ?! 彼って言ったよね? 今? 彼氏ぃ〜〜?? ちょちょちょちょ・・・そんなん いつの間にできたんや?)と心の中はパニック。

そうか、それで解った。やっぱりそうだったんだ。それで、最近帰りが微妙に遅かったんだ。
「あんたね。うちの門限は10時だよ。最近遅い!」
「あのね。おかーさん、いまどき門限10時なんて家、うちくらいだよ! みんな門限なんてないし!」
「よそにはなくても家にはある!門限は10時!これは、一つのけじめ! ちゃんと守りなさい。」
「守るように努力してるってのは認めて欲しい」
「それは認める。実際10時に帰るのがどんなに大変な事なのかも解ってる。おかーさんだって、門限は10時だった。この家のおねーちゃんだって10時だった。」
「今時のご時世にあってないし」
「あのね 門限ってのは、時代に左右されるもんじゃないし! よそのお家を訪問するのは朝10時以降って常識があるじゃない。それと同じ。時代が変わったも常識は残る。帰ってくるのは10時!それに 門限に返してくれない彼ってのは、結局、あんたの事を大切に考えてないことになるし、そう言った意味では 門限は相手の資質を試す試金石なんだよ。おかーさんは ちゃんと10時に返して貰ってたし!」(いや ほんとは、ときどき激しくオーバーした時もあったんだけどさ えへへ)
「それは、ちゃんと返してもらってる」
「それに、門限に返してくれないという事は その彼の評価が下がるし」
「それも 向こうは わかってるから 時間を守ろうとしてる。わたしが、そんなええかげんな人と付き合うと思う?」
「でも10時までに帰ってないやん」
「だから、10時に帰る努力をしてメールを入れてる。でも早すぎやって10時は!」
「もし これが門限11時にしてみ? 11時に”今から帰る”ってメール入れて帰ってくるのが12時になるやん。同じ事。だから門限は10時でいいの!無理な時は必ずメールを入れて!」
「メールは入れる」
「で、彼って 同じクラブの人?」
「うん」
「年上?」
「ううん」
「おないか。お友達かぁ。」
「今度また 家に連れてくるわ」
「ああ 連れておいで っって 前もって言ってよね。掃除して奇麗にしておかないと!」
「はいはい。」
娘は 何を言っても るんるんなのだ。
どんな子なんだろう? もしかして親父にクリソツ? 
ま、まさかね(^^;
お互いにレベルアップできる人だといいなぁ。