ラクナ梗塞

義父の具合が悪いと義母より電話があり、検査を受けることになった。
ついに来たかー。
義父は高血圧だ。だが、積極的に健康管理をしようという気配は見あたらない。薬を飲んで、酒も呑む。塩辛いのが大好きで、味見もせずに醤油をどぼどぼかける。人が心配しても注意を促しても態度は変わらない。一番身体が辛くなるのは、自分でしょうに。昭和ひとけたってのは ホントに困る。

ラクナ梗塞( らくな こうそく )
ラクナとは「小孔」の意味です。高血圧などによって脳の細い血管(穿通枝)
が変性や壊死を起こし、そのために脳に多数の小孔瘢痕(小さな梗塞)が起こりま
す。危険因子は高血圧で、梗塞と同時に(高血圧性)脳出血の原因とも共通します。
ラクナ梗塞は多発する傾向が多く、再発を繰り返し全般的な脳神経機能の低下を
来たします。わが国では痴呆(脳血管性痴呆)の最大の原因でもあります。
治療が必要かどうかはまだ医者によって考え方が別れるところですが、症状があ
る人、糖尿病や高血圧などの危険因子をもっている人は内服治療をした方がよい
でしょう。

お義父さん
もっと自分の身体をいたわってください。美味しい物が大好きなお義父さんだもの、いつまでも美味しい物を食べていたいでしょ。