少年

Chumi2005-08-19


少年

うっちゃりの国語の長文読解問題で「どてらのチャンピオン」というビートたけしが書いた短編集からの出題があった。たぶん早稲田中の過去問からだったと思う。

国語に弱いうっちゃりが長文読解問題で どうしても心情が良く解らないとい
うので久しぶりに私が情感たっぷりに読み聞かせをした。
       ↑
    (登場人物になりきる)
問題文のビートたけしの「少年」は、内容が非常に面白く、吹き出しながら音読したのだが、それを側で聞いていたバンビがA4の白い紙に何やらメモを取っていた。
読み終わると「できたよ」とバンビが見せてくれたのは、メモではなく、シーン毎にランダムに書き出した落書き漫画だった。
主人公 真一は コナンの新一で描かれていた。
そのうま下手絵に爆笑! 

でも情景はよく現わされていた。
「少年」は私にとって とても印象深い物語になった。
うっちゃりもようやく自分なりの答えが見つかったようだった。

国語の物語の読解能力は、文字(活字)をどれだけヴィジョン(絵)に置き換えられるかとも言われている。

その後 うっちゃりより 「どてらのチャンピオン」が載っている「少年」という本を買って欲しいと言われ アマゾンのマーケットプレイスで物色。
980円を64円+送料340円でゲッツ。
それが今日届いた。

うっちゃりの学校の夏休みの宿題には読書感想文というのがあり 6つ書かねばならない。塾の宿題をこなすのが精一杯で とてもそんなに読書をしている時間がない。そこで、彼は思いついた
「国語の長文読解にでてきた物語文で感想書いても良いと思う?」
「お〜 ナイス! それでいっとけ」

ところで この「少年」。3部作で 最後の短編「おかめさん」は中3の男の子が東京から家出して 京都来て 中3の不良少女と知り合い、性の目覚めをほのめかす、甘酸っぱい物語。
旅館で300円だして、ポルノビデオを見るシーンがあったり、主人公の少年と仲良くなった不良少女が「あたしは、去年の夏 ○○○にやられたんや。そやし、私は、○○○の女なん。しかたないねん。」などと、カツあげした男の子とを説明する言葉にどぎまぎしたり、少女が運転する自転車の後にのり腰に手を回して、下半身がむずむずする などという情景が書かれてある。
大人が読んでも面白い。
でも
まだ小6のうっちゃりに読ませても大丈夫だろうかと思ったり。取り越し苦労かしらん?