地球工

小雪がちらつく日になりました。
朝5:30 起床とともに天神さんに出掛ける旦那。祈らずにはいられない。
8:00バンビを乗せ オニギリを買い百万遍へ。パラパラと受験生が正門を目指して登校している。キャンパス外壁には既に新入生歓迎の立て看板がカラフルにすき間なく立てかけかれ「来たれ!○○部へ」と呼びかけている。こちらの学校は正門前に整列する儀式もなく、来たモン順に入っていけるようだ。保護者もぜんぜんノーチェック。
「落ち着いて、いつも通りでいいから。大丈夫。健闘を祈る。」暗示にも近いメッセージを送りバンビを届けて 私も三度天神さんへ。先日来たとき3分咲きくらいだったが、今日は8分咲きくらいで紅梅白梅が境内を香りよく彩っていた。最後のお願いの絵馬を書き出社。
試験は9時半から12時までの2時間半が数学。お昼休憩1時間を挟んで午后よりまた2時間半で化学物理だ。仕事をしながら「落ち着いて 諦めないで しっかり見直ししよう 頑張れ」と試験時間中ずっと氣を送り続ける。
午后3時頃 うっちゃりから電話ははいる。いつもの「ただいま〜」が聞こえるかと思ったら、開口一番彼はこういった。
「大丈夫 お兄ちゃん 受かる。」
「?! なんで そんなことわかるの? お告げでもありましたか?」(笑)
「うん」
「じゃぁ まだ試験中だから もう一度お願いしておいてね」
「うん わかった。もっかいお拝んどくわ」
どうやら仏壇にお祈りしていた様子。弟も気が気でないようだ。
「今日は遅くなるから、冷蔵庫の中から適当に食べといて〜」
今日は早く帰る必要はないから、しっかり2時間残業をして帰宅。
帰ると兄弟でTVゲームをやっていた。
やっぱり思った通り。ゲーマーバンビはこの1年ずっとゲームをがまんしてきたからね。
「あんたら、早速やってまんな〜 で? どうだった?京都は」
「なんかもぅ〜 がっくり来た」
「え? 難しかったん?」
「必死でやった”原子”が全然でなくて、東京に比べてぐっと簡単だった。とうふを握りつぶすよう。数学全答!」
「手応えあったん? そやけど、アンタの場合、ケアレスミス多いし。なんともようゆわんわ。」
「充分 力は発揮できた。あとは19人に入るかどうかやな。周りの出来しだいや」
ベストを尽くせたなら それでよし。やるだけの事をやったのなら、あれこれ考えてもしかたなし。あとは朗報を待つのみ(どうか朗報であってくれ!!)

「お腹へった。 今日は遅くなったし お寿司食べにいこ」
「受かってからでいいよ。」
「ええやん。受かったなら また行けばいいし。今日は今日でご苦労さん会ということで。」

4人で寿司屋に行く。
「学校の雰囲気が東京と全然違っていて めちゃくちゃおもしろかった。教授なんか東京はきびきびと慣れた口調で注意事項を流ちょうに言ったのに、こっちは、いきなり頭ぼりぼり掻いて、かみまくりで ”ん〜〜君ら 寒ないか?”とかいうし、笑ったわ。それに、キャンパスの中 そのへんのおばちゃんがチャリ乗って買い物かごさげて 突っ切っていった。」
「入試日やのに、出入り自由でキャンパスは自宅への最短コースかよ。」
すると旦那が言った。
「ユニークな先生が多いので有名やしな、そのオバちゃん 教授やったりして」(笑)
「ありえるかも〜」(爆)

全ての日程は終了した。あとは、結果が出てから また考えればいいんじゃん。それまでお気楽に1週間を楽しもう。バンビ、お疲れ様でした。