僕と私の生きる道

Chumi2006-07-01


午前中はS台の第2回保護者会に。
夏休みの過ごし方を重点的に、去年度の入試の実態分析。今年の傾向をふまえ、生徒たちの様子、合格者OB講演、保護者に協力して欲しいこと、生徒の本音アンケート など2時間のわりにとても盛りだくさんで充実した内容でした。京都校は寮生も多く、この保護者会のために遠方から出席されていた保護者もおられたようで、アンケートの中に「お金かけてすみません」とか「今年は絶対合格客するから」とか 子どもが普段親に面と向かっていえない感謝の気持ちや謝りたいことばがたくさん書かれていて、その説明を担任がされるとき、目頭が熱くなりました。周りでは鼻をすする音もきこえたり、子どもががんばっているのを がんばって見守る親の暖かさ、子どもの本音を知って、子どもも親もしんどいんだなと 皆ここにいる人たちは一緒なんだと思いました。
旦那が迎えに来てくれ、お昼は車中でパン。

そして、午後からも保護者会で旦那と車で学校へ。今日はW保護者会です。
お寺さんも校長始め先生方も保護者も皆、他人事でなく、不憫でなんとか助けたいと言う思いが強く、各要人がお話中 言葉を詰まらせ涙涙でした。人として決してやってはならぬことをしたことは償わなければならないことを大前提としながらも、お寺さんは抱きしめてあげたい気持で一杯で彼の悲しみを共有し毎日祈りを捧げていると。手をさしのべてあげたいと。校長は彼とは一生付き合ってサポートしていきたいと。新聞では一部誤解を招くような報道がありましたが、ある保護者は いい学園だと再認識した、誇りを持って胸をはって親たちが学校を支えて行きたいと言われ拍手喝采でした。彼の父親が来校され「子どもが可愛くてしてきたことだが、責任は全て自分にある」と涙で語られたそうです。その後 減刑嘆願書について保護者有志より説明があり要項が配布されていました。同種のメールがOBにも凄い勢いで廻り動きだしています。中学から彼との友達は「あいつはそんなことする奴じゃない。いい奴だ!」と最後まで彼を信じ、今は学校に彼がいない現実にショックで寝込んでいるらしく同学年のショックは相当で、母たちがなんとかできることをと動き出しています。学園のことを強く考えているOB含み皆、他人事ではなく家族のように心痛めている暖かい気持が嬉しく感動しました。お寺の、学校の、保護者の気持ちがわかり、足を運んだ甲斐がありました。

帰路 八幡の流れ橋に寄りました。以前からずっといきたかったところ。記念のワンショット。 
思っていたよりしっかりした作りで 幅も広かったです。中州があるこの辺りの川幅はかなりひろく、橋はまっすぐに力強く一直線に向こう岸まで伸びていました。
ここは、時代劇の映画やドラマでもよく撮影につかわれる所です。台風が来るたび いままで幾度も流されて来たそうです。橋が粉砕するのを防ぐため ある一定の力がくわわると 流れるようにわざと設計されているとか。もちろん川にながされて 下流にいかないように、それぞれは鎖でつながっているようです。その鎖が橋の両脇についていました。
人間も普段立派に見えていても なにかとんでもない大事があると壊れてしまうこともあります。でも壊れても、この橋のように幾度も再生してやりなすことができると思うのです。もちろん再生するのには本人の強い意志と周りの手助けは必要でしょうけれど。辛いでしょうけれど、温かく見守ってくれる仲間がいます。がんばって乗り越えて欲しい。もちろん私も嘆願書は書きます。