Rit's出現

Chumi2006-08-09


立命館大学法科大学院が千本三条についに姿を現した。でかい!角地のせいだろうか。そういえば、校友会から学園債募集のお手紙が来ていた。以前の募集は1口500万円だったので「ふっ、ふざけんなーっ!」と破り捨てたが、今回はカネモをターゲットに当てた一口500万円コースとそれに加え、小市民にもスポットライトを当てた一口50万円コースも増設されていた。これって、この新しい大学院と関係ある?「学園債は、個人国債の利率に連動しますが、国債と違い利息から源泉税が控除されません」とそのメリットも書かれてあった。郵便局はじめ、現在金利はどんどん上昇傾向にある。http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/kojinmuke/index.htmlふーん、へ〜、ほー。案内の数値より、現在すでに1%のupだ。
さて、この数年で、ここJR二条駅付近は様変わりしている。まず駅自身が一新され、口腔衛生学校ができ、マンションが建ち並び、京都生協ができ、Tohoの複数映画館や大規模ゲーセンを含むBiviができ、スポーツジムが2つもでき、そして法科大学院が建てられた。いわゆる駅前再開発だが、街の景観を考えた総合的な「まちづくり」とはまた違った様子で、建築デザインや街の雰囲気やシステムの統合性はあまり感じられない。
それでも以前の「山陰線の二条駅」のうらぶれた雰囲気からは、格段雰囲気が明るくなり、実際便利になった。あるいて数分で映画館に行けたり、地下鉄の乗れたり、毎日のお買い物にいけたりするんだから、こんなに機能的な変貌は大歓迎だよ。それによくある駅前に飲み屋がズラーリというごちゃごちゃした雰囲気は今のところないから、わたしはとてもそれが気に入っている。地下鉄ももうひと駅西へとまだ伸びている。
ということで、この界隈ず〜〜〜〜っと工事中なんですよね。最近は少し落ち着いてきたけれど、ちょっと前までは、走るたびに車線がかわっているほど。工事、とくに地下鉄工事は地下を掘り起こす。歴史の古い都 京都はね 掘り返すと色々出てくるんですよ。掘るたびに埋蔵文化財調査ってのがあって、それが、発見されるともう大変、工期がズーーンと伸びる。工事関係者にとってはありがたくない現象だそうだ。それとね、掘り返されるのは目に見えてる物だけじゃない。静かに今まで眠っていたものたち、もいるわけなんですよね。とくにこの辺りは平安京の真中心部、朱雀大路大極殿がかつてあったところ、むかーし、むかしは、百鬼夜行なんてのもざらにあったのでしょう。というわけで、様々な目に見えないかたたちが、「あん、もう!やたら騒がしいわね」と目を覚ますらしい。
「あの辺り 歩くとき気をつけたほうがいいわよ。」と言われたことがある。環境が便利になる再開発は大歓迎だけれど、かつての住人の鎮魂も併せて丁寧にお願いしますよ。まちづくりさん。