製パン効用

昨日、久しぶりにPTAテニスに行った。いつも途中から参加するので、ストローク練習が出来ずに、いきなり試合だ。
まったく、思うように打てず、凹む。
ちょっと練習しようと壁打ちをするとボールが体育倉庫の屋根に上がってしまい、もっと凹む。う〜〜〜。
欲求不満もやもやで帰宅すると、バンビが東大オープンと東大実践の結果を事細かにマシンガンのように解説してくれるが、「あそこで、失敗した」「いつもなら合うのに間違った」とかごちゃごちゃ愚痴のような事を言うので、ぷっつん来た。「細かい事をいわれても、おかあさんには、わからない。勉強のことで不安があるなら、予備校の担任に相談して!」
「只話しを聞いて欲しいだけじゃないか?」と旦那が言う。
「ふん、ふん と聞いていればいいのに。」もっともかも。
出来なかった、またケアレスミスした、と聞かされる度、ものすごく不安が募る。2回目となると悪い結果ばかり考えてしまう。が、親が不安を見せてはいけないのだ。きっと、本人の方がもっと不安だろう。来年こそは、大学に行って欲しい。別に難関を目指さなくてもいいじゃん。自分の実力にあったところにいけばいいじゃん。
でも、判定はAやん。と言えば、判定なんて当てにならないという。確かに去年もAだったのだから。偏差値が去年より下がっているという。なにが言いたいのかわからない。慰めて欲しいのか、ハッパを掛けて欲しいのか、わからない。学友達も成績優秀者表に名前を連ねがんばっている様子。あまりごちゃごちゃ言われると、只でさえ、気分が悪いのに、いらいら〜〜〜。
「なにが言いたいのかわからん!」
「オープンより実践で成績が上がったってこと」
「ふ〜ん・・・判定とか、順位とかより、どの問題ができていないかをチェックするのが大切だと担任がいってたよ。A判定で油断していてはダメだって。まぁこれからやね。」(かなり頭に来ている)
「油断なんかしていない。まだ、これじゃ、全然ダメなんや。」
もう!一体どっち?!!

    • 大丈夫だ、自信をもってそのまま頑張れ! と言ってやるべきなのか
    • これから現役が台頭してくるのに、もっと着実に正解を出せ と厳しく言うのか?

過敏に反応するのはやめよう。担任がいっていたものね。
「親戚の子を預かっている・・・こんな距離感が親子関係が良好でいくコツです。」と。
バンビは、親戚の子だ。バンビは甥っ子だ。そう思おう。
それでも夏頃からようやく予備校に通い出すようになって、「行ってきます」と元気に出掛けていくのが嬉しい。ドラゴン桜の見本となった先生の授業はやはり面白いらしい。ほっとしている。


ふと、お腹が減っている自分に気がつく。少し食べて、少し落ち着く。が、気分の悪いのはぬぐえない。これは、自分への怒り。
お風呂に入ったが、眠れる気分じゃない。気を取り直して、10時半からパンを作り出す。最近は夜につくって、翌朝に食べる。朝はとても作っている時間がない。
パンの一次発酵が終わる時間になり、ふんわりとなんとも柔らかい感触のパン生地にさわると気持ちも落ち着いてきた。幸せそうなふくらみ具合。「何怒ってんの?ほら〜、見てみて、こんなに私はふっくらすべすべと幸せよ♪」とパンが語りかけてくる。
0時過ぎ、やっとパンが焼けた。今回も上手く行った。クリームチーズを入れて、ブルーベリーを乗せたロールパン。ようやく気持ちも落ち着いて、眠くなってきた。

最近夢中になってパンを作り続けているけれど、これは一種のストレス解消になっているのかもしれないね。

今朝、体重を量ると1キロ減っていた。いやっほう〜♪
仕事で疲れていても、家事がわんさかあっても、うまく打てなくて凹んでも、試合に負けっ放しで凹んでも、めげないでがんばって、やっぱテニス行こう!