四診法

Chumi2006-11-30


やわらぎssiより、うれしいお知らせがあった!チャングムが新年12日より完全版(字幕)でBS2にて放映決定したそうだ。今まだ見ている最中で、昨日は48話「チェ一族の崩壊」まですすんだ。というか、ここまで止まらなかった、5話連続みちゃったよ(笑)やっと一区切り、イジメの嵐は、チェ一族が滅んで終結した。ここまでの一言感想「あぁ、女官って哀れ」。でも、これは、キャリアウーマン(死語?)のお話しだから、このまま、スポッと現代にも当てはまるんじゃないの?
そして、いよいよ大詰めのフィナーレへ。残すところ6話となった。全部見ちゃうのが惜しいくらい。
さて、今のは、BS吹き替え版なので、実はちょっと不満足なのだ。わたしは是非ハングルで聞きたい!あの独特のイントネーションがやっぱりいい。韓国語ってすごく抑揚があって感情がはいっている言語に思える。それが吹き替えの日本語だとわんわりとなってしまって、どうもぼける。私の場合、ハングル&字幕で見る方が感情移入しちゃって、感動度が違うのだ。「ハイ」っていうのも「いぇ〜」と聞きたいよ。だから、このニュースはすごく嬉しかった。
ところが、問題は我が家にDVDレコーダーがないことだ。ビデオで摂っても、まず見れない。TV権は子どもや旦那にイニシアチブがあり、私が見たい番組をみようものならブーイングの嵐。見てる途中に、横からごちゃごちゃ言われたら、そんなのちっとも楽しめないし。でもDVDレコーダーならDVD-Rに落として、ファイナイズすれば、PCで見れるのだ。PCで充分。とにかく、集中して見たい。だから、DVDレコーダーが欲しい。この歳末のバーゲン期に欲しい。チャングムのために欲しい。今、欲しい〜!(ビスコンティの「ベニスに死す」も逃してしまって、悔しい)未公開シーンもあるかもしれないし、是非永久保存版として残したい。もう、買う機種はきまってるんだけどな。
さて、やわらぎssiのmixiに行くと、四診法についての記述があった。東洋医学での診察方法のことで、それには、望・聞・問・切があるそうだ。
「望」はたぶん、よく患者を観察することだと思う。これは、チャングムをみていてわかった。顔の色や舌の色・状態の観察。
「問」も、多分 問診をして、患者が自覚している症状や状態を言葉で知ることだと思う。ドラマの女官時代でも、ハン尚宮様がチャングムになんども水を運ばせ、料理を出す前に、食事をする人の健康状態をまず、尋ねることがなにより基本であり、大切なことだと悟らせることがあったもの。
でも 聞と切がわからなかった。どちらかが脈診であるらしいことは、推測できるが・・・
そこで、この分野に得意なバンビに聞いてみた。「ねぇねぇ。四診法って知ってる? 聞と切がわからへんのやけど」
すると、彼は、「蒼天航路」という三国志関連のマンガをもってきた。「ここ、読んでみ?」
そのシーンは、曹操の命を受け、初めて全身麻酔で外科手術をおこなったといわれている華佗がさまざまな患者を診察するところだった。
「切」が「脈診」だとわかった。経穴を触っての触診もこのカテゴリーに属するらしい。そして、「聞」とは匂いを嗅ぐことだったのだ!そっか〜!
先日 お香の講座に行ったとき、香道では、「香りを嗅ぐ」ではなく、「香りを聞く」といいます。と先生に教えて貰ったのを思い出した!
で、このマンガ面白そう。パラパラとページをめくると、チャングムでも話題になっている傷寒症のことが載っていた。そういえば、チャングムの女官試験のときに、三国志の鶏助が(この時もバンビに問うた)、医女試験では、論語がでていたわね。チャングムの時代は、李氏朝鮮王朝の15cくらい(日本で室町?)なのに、古代中国の影響が大きいんだなぁと改めてわかったよ。こういった、医術的なところ、人生訓的なところがふんだんに盛り込まれているから、本当にチャングムは面白い。

科学機器を使わずに、このような人間の五感にたよる四診法で診断するなんて、東洋医学って、本当に修練の賜物の医術なんだとその奥の深さを改めて、知ったわのよ(ピノコ風)。