みかんジュースか

オレンジジュースは大好きだし、これなら続けられそう。これだと、愛媛県人とか和歌山県人とのかたは、癌発生率が低いんでしょうか? 生産量と摂取量が正比例とは限らないかもね。

がんに「みかんの力」、ジュース開発 京都府立医科大の研究グループ

西野教授らの研究グループが、がん予防に効果があるとされる成分を高めて作ったみかんジュース
 
 がん予防に効果があるとされる成分を高めたみかんジュースを、京都府立医科大の西野輔翼教授(腫瘍(しゅよう)生化学)らの研究グループが開発した。肝臓がんになる可能性が高い肝硬変患者の1年後の発がん率は通常6−9%なのに対し、ジュースを毎日飲んだ患者は1年半の間、発病しない状態が続いているという。西野教授は「長期間調査する必要があるが、驚くべき結果だ」と話している。
 みかんのオレンジ色の色素に含まれるβ−クリプトキサンチンは、がん抑制遺伝子の発現を促進し、動物実験で皮膚がんや大腸がんに効果があることが知られている。さらに、みかんに含まれる糖質ミオ・イノシトールも同様に肝臓がんの抑制効果があることが分かっている。
 西野教授らは、愛媛県の飲料会社と共同で、1缶(190ミリリットル)あたり、β−クリプトキサンチン量を通常の1・5倍の3ミリグラムに増やしたうえ、ミオ・イノシトールも通常の4倍の1グラムに増量したみかんジュースを開発した。
 C型肝炎ウイルス性肝硬変の患者30人に2005年2月から、肝臓がん予防用のサプリメントとともにジュースを1日1本飲んでもらった。1年後の発がん率は、ジュースもサプリメントも飲んでいないと約9%、サプリメントだけなら約3%なのに対し、ジュースを併用した患者は発病しなかった。1年半後には、それぞれ発がん率は上昇するが、ジュースを飲んでいる患者は発病しない状態が続いているという。
京都新聞) - 12月5日9時47分更新