楽洛キャンパスでお茶屋遊びを

歴史ある同志社大学で京都学を学び、お茶屋遊び&陶芸教室を体験できるのは、京都人であっても魅力的かも。

観光客、キャンパスで「京」体験を 同大で来春・家元や職人が講義

 茶道家元や伝統工芸などの職人らによる観光客向け大学連続講座「楽洛キャンパス」(名誉学長・八田英二同志社大学長)が来年3月、京都・観光文化検定試験京都検定)の推薦事業として京都市上京区同志社大今出川キャンパスで実施される。講義に加え陶芸やお茶屋遊びなどを体験する課外講座もあり、福永晃三京都検定委員長は「京都ファンのすそ野を広げたい」としている。
 団塊世代の体験学習・滞在型観光への需要の高まりを背景に、ペーパー試験中心の京都検定をフォローするため、JTB西日本と京都商工会議所が企画。生涯学習の場としての大学活用を目指す同志社大がキャンパスを開放した。
 茶道裏千家家元の千宗室氏や造園家の佐野藤右衛門氏ら伝統文化の第一人者らによる講義「文化コース」と、同志社大同志社女子大の教授らが源氏物語や仏像、町家などについて話す「歴史コース」を各20講座設定。観光閑散期と大学休暇期にあたる3月4日−16日の平日に各コース2講座ずつ行う。登録手数料と4講座分の受講料がセットで1万7850円。
 また期間中には、講座内容に合わせた陶芸体験やお茶屋遊び、食事会なども別料金で実施。滞在型観光での需要を見込み老舗旅館に一泊朝食のみで宿泊する限定プランなども展開する。
 申し込みは2月16日まで「楽洛キャンパス」ホームページのみで受け付ける。
京都新聞) - 12月6日11時17分更新