変身
カフカではなく、東野圭吾だ。
こえ〜〜よ。生体移植の倫理をも問うお話。そして、肉体と魂とは・・。
ある不慮の事故で、生体脳移植をした若者、移植された脳はほんの一片。ところが、おとなしい性格だった主人公にだんだんと人格の変化が見られ、ドナーの真相をつきとめようとする。そしてそのドナーとは・・・最後の最後まで、ハラハラと目が離せなくなり、読みに加速度を増す。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/06/06
- メディア: 文庫
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先日てらちゃんから、貸し出ししていた「秘密」が返ってきた。その時「読む?」と貸してくれたのがこれ。娘さんが東野圭吾のファンらしい。ちょうどヘアサロンで「変身」の話題が出たところだったので、驚いた。こんなタイミング良く読むことが出来るとは!
ここでの事件はバラバラ殺人。うえっぷとなりそうな気持ち悪い描写。だめだよ。私。
そして、最近実際に2件のバラバラ殺人事件が起こっている。1件は3浪生の妹殺し。もう1件はヒステリックな妻の夫殺し。バラバラにするなんて・・・どう考えても精神を病んでいるとしか思えない。ああやだ、気持ち悪い〜。宮部みゆきの「火車」も思い出してしまった。あれもすさまじいストーリーだったなぁ・・・。