混濁のおもい

Chumi2007-02-26


昨夕、試験が終わって一息ついた頃を見計らって、バンビにCメールを送った。彼がこの1週間気にしていたH2Aのロケット打ち上げが成功したと昨日の新聞の一面に写真入りで掲載されていたからだ。
H2Aロケット打ち上げ成功!そちらはどんな塩梅で?」
しかし、待てども待てども返信はなく、だんだん心配になってきた。そんなに出来なかったのか? そいでもって、返信できないほど落ち込んでいるのか?
メールは届いているので、電源は切っていないはず。声を聞きたいが、もし明日の為の予習をしていたら邪魔になるしと思うと電話するのを控える。それにどうせ留守電だろうしね。なんで返信がないのか?また、しんどくなったんだろうか?などなど悶々とした思いにさいなまされるが、だんだんアホらしくなってきて、お風呂で読書に没頭することにした。いくらこちらがヤキモキ思ってもしかたない。身の丈の実力で行けるところに行くしかないのだ。そしてそれが最適の道なんだから。
湯船につかりながらじっくりと壬生義士伝を精読する。辛すぎる時代。飢饉で人肉をくらうとは。そんな時代を生き抜いてきた人びとのことを思うと、たかが受験じゃないかと、贅沢な現代に生を受けたことに感謝する。貫一郎の台詞に胸が苦しくなる。しかし、南部弁ってのは、温かいなぁ。
風呂からあがり、シュワッと、炭酸水をのんで(ほんとに水よ〜)ベッドイン。旦那とうっちゃりは、この日とばかりはばからぬ大音響で映画「タキシード」をゲラゲラ見ていた。
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一夜明け、ケータイの目覚ましで、目覚めるとCメールが昨夜9時半頃入っていたことに気がついた。バンビからの返信だった。
「できてんのかできてへんのかわからへん。」
(^^;
「まぁ、試験ってのは、そんなもんだよ。自信を持って精一杯自分の力を出し切ればそれでよい。」とねぼけまなこで返信する。
でも、ホントは、出来たときってのは、手応え感じるんだけどね。ただし、自分が出来ていれば、廻りはもっとできているってのも通説だし。あぁ、もう考えんのやめよ。
これから10日まで生殺し状態が続く。本人は、待ちに待ったゲーム解禁らしく。思いっきりやるらしい。
私には、もっともっとヘビーな問題を抱えているというのに・・・晴れ渡る爽やかな青空を恨めしい気持ちで眺める。

写真は11日に得意先と旅行に出掛けた旦那が西伊豆から送ってくれた見事な富士の風景。気に入ったので、現在ケータイの待ち受けにしている。
霊験あらたかな此花咲也姫さま、どうかどうか少しばかりお力を貸してくださいませ。