容疑者Xの献身

てらちゃんが貸してくれた3冊のうち第2弾。そう、あの直木賞作品です。

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

本格的推理小説とか、単なるミステリーと言うよりも、非常に人間くさいお話で、あいかわらず心理描写がうまいなぁと思った。(ご本人は心理描写は苦手とおっしゃっていたのをどこかで読んだけど。)
最後の真相には もうビックリよーーーー。ありえない!!
てらちゃんが 最後はティッシュいるで〜って言ってたけど、涙は一滴も出なかった。それよりも全編通じて、重くて、不運という巡り合わせに押しつぶされそうになり、こわかった。
その反面、いつも冷静沈着に事件を解き明かす偏屈な物理学者 湯川学が、めずらしく狼狽し、苦悩している姿に人間らしさを感じてホッとした。
読み終わったのが0:30、すぐベッドに入ったが、コーフンしていて寝付けなかった。

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容疑者Xの献身 - Wikipedia

容疑者Xというのは、石神のことだとばかり、今の今まで思っていたが、たった今、ひらめいた。靖子のことを最終的に示唆しているのかもしれない。