はじめてのMRI

7月下旬に人間ドックを受け2項目引っかかった。1つは胆石で経過観察で今後お腹に激痛が走ったら手術になるだろう。でも今のところ大丈夫なようだ。
もう1つは乳がんの触診再検査だった。マンモグラフィーでは異常なしだったから、なにかの間違いだろうと自信を持って8月24日に(その日まで満員で予約がとれなかった)再検査にいったらエコーに回され、黒いかげがあるけど、良性のものとおもわれる。大丈夫だろうけど、念のためにMRIを受けておくように言われた。
私は乳腺が発達していて、お乳がよく出て授乳中に乳腺炎になったことがある。でも去年のドックでは触診もマンモも異常なしだったんだよね。またまた検査の予定が混んでいて、一番早くて今日になった。しかも結果がわかるのは、今月末。「こんなにノンビリした日程でいいのですか?」と尋ねると「悪いものだったら急いで受けてもらうけど、そうではないしこれで大丈夫ですよ」と医者は言った。ほんとかよ?
はじめてMRIを受ける。TVではみたことあるけど、息子は手で、旦那は脳でやったことあるけど、自分自身ははじめてだ。「痛くはないけど、音がうるさいです。それだけ我慢してください」といわれ、検査着に着替えうつぶせになって明るい光のトンネルの中に入って行った。ちょうど胸のところが2つ穴が開いていて、そこに乳房をすっぽり入れる型になっている。
動作確認後、造影剤を入れるべく注射針が左手甲に刺された、左の方が血管がよく出ているから左になったが、私は、左肩がまだ痛くて、万歳の体制がとても辛い。「もうこれ以上は肩が痛くてのばせません」と言うと少し楽な状態にしてくれた。一体この状態で何分くらい我慢しなければならないのか不安になって尋ねると全部で30分、造影剤を注入してからは10分ほどだといわれたので安心した。ベッドがスライドして、頭上でグワングワンとかゴンゴンゴンとか大きな機械音がした。ほんとうるさい。ちょっと居眠りは出来ない感じ。恐がりの私としては、あまり嬉しくない環境だ。
左手がひんやりして、造影剤が体に入って行くのを感じた。痛くもかゆくもなく、気分は大丈夫かと尋ねられたが、緊急ストップベルを押す事もなく無事終了。痛いのは、左肩だけだった。
検査後、造影剤は体にとって異物になるから、少しでも早く体内から出すように沢山水をのんでください。今すぐ飲んでほしいのと言われ、待ち合いにあるウォーターサーバーから美味しい水を500mlほどがんばってのんだ。
病院に行ったのが3時20分、帰宅したら5時を廻っていた。早退したから、いつもより時間は沢山あるはずだから、帰ったら、友達にDVD返しに行って、生協で買出しして、iPhotoからアルバムを注文して、ファミマネットに写真の焼き増しをオーダーして、ちゃっちゃとご飯つくって、ジムに行って・・・・と計画していたのに、帰宅したとたんグッタリして座り込んでしまった。
休憩していたら旦那が帰ってきて、買出しにいくのも嫌になってしまった。冷蔵庫を検索したらキャベツが2個と冷凍豚肉とお好み焼き粉が沢山あったので、結局お好み焼きで済ませる事にした。
お腹がふくれると、やる気がすべて失せちゃって、結局どこにも行かず、ハリポをちょっと読み返し、早々に就寝。計画はすべておじゃんとなった。
ま、いっか。
   After all, tomorrow is another day.*1
乳がんでないことを祈るのみ。

*1:映画「風と共に去りぬ」でヴィヴィアン・リーが最後に云う力強い台詞。私が好きな言葉でもある。日本では「明日は明日の風が吹く」と名訳された