夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

この手の本は、あっという間に読んでしまう。勿体無いことこの上なし。
１日で読んじゃうことは自明だったので、本当は、文庫本がよかったのだ。でも人気本のためか、まだ文庫になっていない。図書館では人気ランキング上位に入っていて、なかなか順番がまわってこない。でもでもでもでも〜♪やっぱり読みたいのでアマゾンさんにお願いして、少し前にとどいたんだけど、やっぱり読むのが勿体なくて、がまんして待たせておいた。

驚いた事に、登場人物がちょっと前に読んだばかりの「四半世紀神話体系」とかぶっていて、キャラの濃さがわかりやすく深めに倍楽しめた。
第２章深海魚たち：下鴨古本市でのミラクルワールドでズイズイひっぱられ、第3章御都合主義者かく語りき：の中盤からページをめくる手が止まらなくなった！
あっと言う間に、京都大学吉田キャンパスで催されてる晩秋の学園祭の大団円に引き込まれ、工学部校舎屋上の風雲偏屈城の舞台セット前で、現在進行中のゲリラ演劇『偏屈王』の最終幕が上がるのを今か今かと待ち望んでいる自分が居た。この章、実にオモロ〜〜〜！！！

第２０回山本周五郎賞　2007年本屋大賞２位　ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 2007（総合／小説／萌えた本部門）各１位

順路としては、とっってーーーもヘンテコな四半世紀神話体系（文庫有）を読んでからこれを読むべし！！さすれば、２倍楽しめるよ〜ん。

そして、有頂天家族（2008年本屋大賞3位．もっと上位でもいいのに〜）へと進むと、３倍楽しめるよ〜ん。