THEハプスブルク

今日はいいお天気。午前中はスポーツミツハシへ。午後からは、どらちゃんと旦那と三人でTHEハプスブルク展へ。


博物館の入り口で迎えてくれる大パネルは、ムリーリョが描いた「悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル」です。
この絵は、ロットの「聖母子と聖女カタリナ、聖トマス」の家族的な温かい作品と共に好きな作品になりました。
ミカエルのとても優しい表情がすごく魅力的ですが、下半身ヘビの悪魔(プロテスタント)をしっかり踏みつけています(笑)

まずは入場口でベラスケスのマルガリータテレサと共にパチリ。なんとも愛らしい彼女は、若くして叔父に嫁ぎ、22歳で亡くなっています。兎に角!ハプスブルク家といえば「青い血」(純血統)を絶やすまいと親戚婚を繰り返し、繰り返し、そのせいで、生まれてくる子どもたちは、かなり沢山が早くに天に召されたりしているようです。

国立博物館に来るには、スターウォーズ展以来かな?
このような展示会では、初めてガイドフォンを借りました。500円。これ借りて良かったわ。展示に書いていない解説があったもの。ナビゲーションナレーターは高嶋政弘さんです。

マリアテレジア マルガリータ エリザベート(シシー)の絵画
フェリペ2世の甲冑(指の一本一本まで素晴らしい甲冑)
フェリペ2世さんは意外と小柄なんですね。ドラちゃんも同じ事いってた。
中野京子さんの本を読んでいたので、魅了されました。

今回の絵画の中には、生首ものが3点ありまして、なかでも、フォロフェルネスの首を持つユディットが印象的でした。旦那もこれが気になったようです。それと、ベラスケスの描いたフェリペ・プロスペロが不憫でならないと言ってました。
ユディットは旧約聖書に登場する敬虔な美しい未亡人で、アッシリア王が差し向けた将軍ホロフェルネスから街を救うため、敵陣に向かい祝宴を設けて泥酔したホロフェルネスの首をばっさり切り落とし、首を持ったユデッイトの顔は優雅に微笑んでいます。そして、その首を入れようと袋を差し出す侍女がえがかれていて・・・美女と生首・・・なんともこのミスマッチが違和感なく描かれているのです。サロメと聖ヨハネの生首もありましたが、サロメは冷たくすましてるのです。



↓記念に売店で買いました!

ハプスブルク家の紋章双頭の鷲ストラップ 500円


1700年頃の宝石で花鳥をデザインした掛け時計の絵柄のミラー800円
裏がミラーになっています。(お化粧直しの携帯ミラーにぴったり)
ミラーの絵柄は マリアテレジアやシシーやマルガリータのもあって迷う迷う、
売店前で数分悩みました。
この掛け時計は、素敵で家に持って帰りたくなりました。
でもルパンのようなことはできないので、この柄のミラーにしたのでした。
あと、ラピスラズリの杯もね!欲しいわー。あれでワイン飲んでみたい(笑)



図録2300円より、この家庭画報別冊1900円の方が内容がよかったので買いました。
これからじっくり読みます。
見ているだけでも頬がゆるんで楽しい〜 美しいものばかり

楽しかった〜〜〜