ザ・万遊記

読書の途中で「マキメさん、結婚したんだーーー!」と思わず声に出しそうになったマキメ氏の新刊エッセイ集第2弾、今回このエッセイ集ではマキメ氏の重大事件がさりげに発表されていた。以前京大で講演を拝聴した時、長編執筆の合間にエッセイを生活の糧として書いているとお話しされていたが、これらのことだったのかな?あちらこちらに執筆されたのをまとめたもの。

ザ・万遊記

ザ・万遊記

エッセイからは、作家のナマ生活ぶりが伺われ、そのひととなりが垣間見られて非常に興味深い。ドラマ化した裏情報も盛り込まれている。
赤い糸ならぬBoxyシャーペンが紡ぐマキメ氏と奥様の運命(思わず”長持ちの恋”を彷彿)、森見氏とのファンタジックな怪談?いや会談、ドラマ「鹿男」打ち上げ裏話、「トヨトミ」ドッキリひょうたん秘話、おきまり連載「篤」、試練の湯治&スポーツ観戦。
読了後、マキメさんは、やっぱり長編ファンタジー小説家だなと思う。パンチが細切れになっているからだ。前回「黒いX」話で吹き出したような強烈な面白さはなかった。しかーし、ファンなら読むべし(笑)
「トヨトミ」の映画化 どんなんかな〜。