黄昏の百合の骨

偶然5月祭に足を運ぶことになり、古本コーナーでなんと200円でゲットした代物。上製本だよ。ほとんど新品状態。

黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)

黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)

私が迷い込んだところは、キリスト教研究会だったようで、出品本はサスペンス小説が多かった。ホラーな苦手な私は、後悔しないように「恩田陸ならどれがオススメか?」を津田塾女子学生に尋ね、本についての話が盛り上がり、最終的にこれに決めたのだ。理由は、お買い得だったから(笑)装丁も綺麗。

ところが、お話はとんでもなく不気味で、そりゃ〜もう、私にとってはホラーすれすれかも。しかし、行く先が気になって、途中で止められない。結局一気読みしちゃった。
最後にどんでん返しが2つあり、唖然。ひぇ〜〜!だよ。(ネタバレするので詳しく語れない。)何故本題が「骨」なのか、最後の最後でようやく判明したよ。女は怖いよね〜〜〜〜〜!(笑)

文体は、女性らしく、会話の中で謎がどんどん深まっていく。ハマル人は、ハマルンダロウなぁ〜。恩田陸は、以前うっちゃりに「夜のピクニック」を「読んでみ?」と薦められ読んだが、全然ジャンルが違うじゃん〜〜。こっちの方が本領なんだろうな。アマゾン評では、恩田陸の新骨頂とかかれてあった。