しあわせのねだん

しあわせのねだん (新潮文庫)

しあわせのねだん (新潮文庫)

角田さん30代のエッセイ。自分が買った物の値段とそれを買うことになったいきさつから人生観まで広く書かれている。
これが、また例によって可笑しいからたまんない。
まぁ、以前の「愛してるなんて言うわけないだろ」の頃よりは格段に大人になっていらしゃるし、月27本という超売れっ子になってしまった状況で彼女の生活リズムが全然違っている。
でも本質的には あの角田さんのままで、ええカッコなしの素の彼女があらわにされていて、細々としたところで とても共感をよぶ。
息抜きしたいときに、楽しくなりたいときにオススメの一冊。
他の人がコメントしているように、やはり私も「母との温泉旅行」が良かったかな。
最後のあとがきまで、最後の最後まで、手を抜かないで楽しませてくれる。やっぱ好きだなぁ。




なごりの白梅 天満宮散歩ショット