がばいばぁちゃんに学ぶもの

どらちゃんが2巻目を貸してくれた。

がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい! (徳間文庫)

がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい! (徳間文庫)

貸し出した1巻目も戻ってきたら、うっちゃりがあっという間に読んでしまった。普段あまり本を読まない彼が数時間で完読するなんて、よほど面白かったんだろう。同じ本を読むと、その世界を共有できて、感想をいいあったり、シーンを回想したり、親子で会話が弾む。親子で楽しめる本だ。これも”がばい”効果のひとつだろう。うっちゃりは、兄貴にも薦めていた「これ、読んだ方が絶対ええで!」
物質的に豊穣な時代に生まれた彼らには(もちろん私も含めて)「人らしい生き方とは何か」をわかりやすく悟らせる良書だと思う。

この2巻目は、1巻目とかぶる話もあって、1巻目ほどのインパクトはなかったが、新たにわかったことがあった。大変な苦労の人生を明るく生きたがばいばぁちゃん、7人の子どものうち、一人が3歳の時に事故に遭い知的障害児になってしまったのだった。赤貧の中、障害児に愛情をそそぎ、孫(島田洋七)を育て上げ、毎日笑顔で生活する根性と知恵には、感動する。
辛い人生を生きる人は、沢山いる。だが、がばいばあちゃんは、それを「笑顔で」生きたというのだからエライと思うのだ。ものごとのとらえ方、発想の転換、生きるための工夫、すべてが自分と照らし合わせて、お手本となる。
読み出したら、とまらず、2巻目もあっという間に読んじゃった。気がついたら時計は夜中の1時。あわわ・・・もう寝なくっちゃ。いまから眠っても睡眠時間は、4時間半!私は、ナボレオンじゃないしー。もたね〜よ。