ふたつよいことさてないものよ

1回が見開き4pで完結してる55編なので、自分の興味あるどの章からでも読むことができ、短時間で読めるので読みやすい、わかりやすい心理学の入門書とでもゆうべき本。
河合さんの人も本も面白い。以前講演を聴いたことがあったが、引き込まれるように楽しく拝聴した。そんな語り口調で、この本もかかれてある。この本を読んで驚いたことは、河合さんが「魂」の存在をも認めていることだった。ただ単なる学者じゃないわけだ。
やっぱり心理学はおもしろい。自分の心にすとんと落ちる。今後なんども読み返しても良いと思う。

こころの処方箋 (新潮文庫)

こころの処方箋 (新潮文庫)

本書に書かれてある「ふたつよいことさてないものよ」を私も呪文として愛用しよう。確かに、心が軽くなる気がする。