嘘をもうひとつだけ

てらちゃんが貸してくれた3冊のうちの第2弾。オーソドックスな推理短編小説である。全編を通して、加賀刑事が登場するから、言い換えれば、「加賀刑事の事件簿」てなもんだろう。事件の裏には必ず男女の愛憎のもつれがある。
外国の推理小説が、財産狙いをベースをしているのに対し、日本のソレは人情のからみが事件の原因であることが特徴であると言うことを4回生の時、取っていた授業で習ったのをおもいだす。この作品集もそれを逸脱していない。まぁ、極フツーの推理小説で、やっぱ浮気ね。どーして、必ず浮気なんだろうなあと、私としては、ありきたりぽくって、あまりワクワクしない話の展開であった。

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)