ああ言えばこう食う
油ののCMでも、すっかりおなじみなったこのお二人の往復エッセイを、以前から読んでみたかった。先日、M夫人に進呈するために「活動寫真の女」の文庫を探した際、すぐその横にこの本があり、ピカリと光って私にアピールした。
本来、私は、小説よりもエッセイ好きなのだ。
- 作者: 阿川佐和子,檀ふみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/06/25
- メディア: 文庫
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でも流石に文章は快活で上手いなぁ。アカデミックな女性は嫁きおくれやすいといわれているが、それを体現しているようなお二人のお話。しかし、話しの中心は常に食にあるから、たんに愚痴に終わらず楽しい。
また、文章を学ぶ上でも、「そうか、こんな表現がありなんだ」とか「ここで句読点をいれるから、次に来る単語が活きるるんだな」とか「なるほど、ここで改行ねぇ〜」とか「この四字熟語しらなかったー」とか、かなり勉強になった。
歯に衣着せぬもの言いができる女性関係って、ほんとなかなかないのよね。だから、とてもうらやましい関係じゃないかしら。もちろんお互いに尊敬しあっているからこそ、なんだけど。
大人になるとだんだんと親友という存在にはめぐり逢う機会が僅少となる。だから、大人になってから、出会った気の合う友達は大切にしたい。