秘密結社テンプル騎士団

せっかくはるばる車で1時間以上かけて来たのだからと欧文堂店内を見て回ると、ぐぃっと引き寄せられた背表紙タイトルの1冊が目に留まった。
薄い上製本だが、カラー刷りで、絵画や写真もふんだんにつかわれている。定価の半額でゲット。1998年5月の初版ものだった。

そして、そして ダ・ビンチ・コード以来ずっと謎に思っていたことがやっと解決した。

秘密結社テンプル騎士団―謎に包まれた聖地の守護者 (開かれた封印 古代世界の謎)

秘密結社テンプル騎士団―謎に包まれた聖地の守護者 (開かれた封印 古代世界の謎)

昨年話題になった映画ダ・ビンチ・コードを見たとき、この話のベースになっているテンプル騎士団についてのことがわかってないと最後の最後まで不可解な部分が解決しないとおもった。
それから、歴史的に有名な人物も参加していたといわれているテンプル騎士団について調べてみようと思っていたけど、だんだんとそんな意識も薄れていってしまっていたのだった。
キリスト教文化圏で脈々と受け継がれてきた闇の部分だったんだね。
この本では、そんな忌々しい伝承がなぜもたらされたのか、そして、真実の姿はどうであったのか、長い歴史のなかでどのような変遷があり結果がうまれたのかがテンプル騎士団側から書かれてある。宗教と金と権力にまつわるキリスト教世界の歴史の暗黒面を垣間みた。
そして、テンプル騎士団の思想や活動はいまでも受け継がれているらしいと。
この本は「開かれた封印 古代世界の謎」といったシリーズで出版されている。ほかのシリーズも覗いてみよう。