エピペン入手!

Chumi2007-08-11


やっとエピペンが手に入った!ここまでくるのには、なかなか容易いものではなかった。
旦那が、4月29日に大スズメバチの女王蜂に刺されてからというもの、ずっと私は気が気ではなかった。旦那は酒飲みのアウトドアマンである。もし今度スズメバチに刺されたら、アナキラフィシーで数分後に呼吸停止になっちゃったら、どーすんだよ!と。その窮地を免れるためにも、たとえそれを施しても助かる確率が数パーセントの確率でも、何が何でも アナキラフィシーショック防止のエピペンを手に入れたかった。私がやいやい言うので、旦那は、まずアレルギー反応が起こるかどうかのアレルゲンを調べるために血液検査を行ってもらった、主治医にお願いし、先生がエピペン免許をお持ちだったので手配してくださることに。ところが、これがかなり特殊な薬品らしく。なかなか手に入らない。近所の薬剤師のかたにお尋ねしても「特殊なものだから」と入手不可。
先生と相談したのち、直接製造薬品会社に電話して、先生のルートに回していただくよう確認して、やっと今日手に入ったのだ。料金は15000〜20000円位で(というのはまだ金額がはっきりせず未払い)使用期間が約半年強と短く高価なものだが、20000円で旦那が一命を取り留めるなら、年間4万かかったとしたって安いものだろう(笑)
エピペンは、ハチ以外にも そば、ピーナッツ、えび、たまご などのアレルゲンにも適応するようだ。冊子にそういった絵が載っていた。キットの先に太い針が15mmくらい付いていて、服の上からでも 有事の際にはブスッと太もも外側前に自分で注射し、内部のアドレナリン液を体内に注入するようになっている。
この「ブスッ」は 実際かなり勇気がいるとおもう。でも自分が死んでしまうとなったら、勇気を振り絞って、力のある間に実行してもらわなければならない。そのために 操作になれるように練習用キット(針無し)も付いているのだ。
でも 蜂に刺されたらすぐに ブスっとやればいいというものでもない。通常 蜂の毒で血圧が急激に降下して呼吸困難になるそうで、その血圧降下を防ぎ上昇させる作用がこのエピペンにはあるそうだ。だから、毒がまわるかまわっていないかわからない状態で、注射すると無意味に血圧を上昇させてしまい、高血圧症の人は 今度は血管がブチブチィっと切れて大変なことになるらしい。むむぅ〜。その判断が難しいぞ。そして、「ブスッ」とやったとしても、それが必ずしも効果があるかどうかは100%いいきれないとか・・・
ともあれ、最善は尽くしたい。野外活動するときは、常に携帯し、そのことを周りの人にも知っていただいておいたほうがよい。
季節柄、今後 特に秋は産卵の時期で 蜂も気が立っていて攻撃的になってくる。このblogへも「スズメバチに刺された」で検索してこられている方も増えてきている。
みなさ〜ん ご用心 ご用心。

気になるかたは、皮膚科でまず血液検査をして アレルゲンがどの程度あるのか調べてもらうのが1番はじめの手順だそうです。
参考サイト↓(製薬会社サイトですが、エピペンをとりあつかっている医院の全国紹介もあります)
【公式】エピペンサイト|アナフィラキシー補助治療剤 - アドレナリン自己注射薬 エピペン®注射液|マイランEPD
http://www.epipen.jp/for_professionals/index.html