人生生涯小僧のこころ

感動しました〜〜!!!

人生生涯小僧のこころ

人生生涯小僧のこころ

〜本の紹介より抜粋〜
往復48キロ、高低差1300mの山道を毎日、16時間かけて9年間歩き続ける。この荒行は著者を含め、1300年にたった二人しか達成した者はいない。 さらに、千日回峰行の後には、断食、断水、不眠、不臥(食べない、飲まない、眠らない、横にならない)を9日間続けるという「四無行」も満行されている。

この本を読みたいと思ったきっかけは、大峯千回峰行という荒行を達成され「大阿闍梨」となられたのは、1300年に二人しかなく、しかもその方が想像したよりうんとお若い方だったと言うことと、(後で行の内容を知ると これは、若い人でないとできないわと思い知りましたが)大峰山に興味があったからでしたが、脳科学者の茂木健一郎さんと塩沼亮潤さんの対談を読んでますます読みたくなったのです。

タイトルから察するとちょっと難しい内容かなと思っていたのだけど、語りかけるような文体で非常にわかりやすく、何より、美飾のない素直で正直な内容にぐいぐいと惹かれ、飽きることなくあっという間に読了しました。
本当にこんな凄い人がいるとは!と驚きました。
体力・精神力・人格と素晴らしい方です。
何故行者になろうとしたのか? 大峯千回峰行とは どんな行なのか? 「四無行」なんて、どうやって満行できたのか? 何故 こんな苦しい行をしようと思ったのか? 人は何のために生きているのか?
恵まれなかった家庭を赤裸々に語り、小僧として修行する毎日での悩みが語られ、そして、いよいよ行に入っていき、途中で毎日つけておられる日記がそのまま掲載されています。
その日記が行の初めと終盤では、かなり変化していて、想像を絶する行の内容にページを繰る毎に亮潤さんが成長されていかれるようすが手に取るようにわかります。その人間としての悩みに非常に共感させられます。こんな凄い方でも同じように悩まれているんだと。

読了後 お腹から暖かい感動がわき上がり、とても優しい気持ちになりました。そして、不屈の力 新たな力が沸いてくるから不思議です。この本に巡り会えたことに感謝。
老若男女 万人にお薦めの良書だと思います。

去年 大阪で亮潤さんの講演会がありましたが、行けませんでした。あの時 この本を読んでいたならきっと万障繰り合わせて出向いたのに!と悔やまれます。
3月21日に 名古屋で公演があるようです。地域のかた 是非 お見逃しなく!
 詳細情報↓
 http://www.shalalan.com/home/blog/seminar/2008/12/2009-1.html
 http://don.jp/ezform106/7674/form.cgi

今度 京都か 奈良で開催されることを願います! 絶対行きたいです。