めちゃオモロ〜!! マキメのススメ 〜プリンセス・トヨトミ〜

アマゾンから予約していた万城目学氏の待望の新刊「プリンセス・トヨトミ」が送られてきてから3日間、多いにハマってしまった。
やっぱりマキメはいい!!!!

プリンセス・トヨトミ

プリンセス・トヨトミ

読み始めると すぐにワクワクしてきた。はっきり言って推理小説よりワクワクして面白い。
物語に登場する綿密な取材に基づく歴史的事実と、実存する地理情報と行政機関が妙にリアリティーを醸し出し、「ほんまにありえるんちゃうやろか?」と錯覚してしまう。

今回は大阪が舞台。まぎれもないホンマもんの大阪弁が展開され大阪情緒と人情がたっぷりと表現されている。実にこれがオモロい。台詞のみならず、物語の単語に独特の関西弁がコソッとはめ込んであって、くすっとわらってしまう。
なにより、マキメさんの文体にものすごく惹かれる。使われている熟語・漢字そしてその文の流れは絶妙かつ巧妙。
半分まで読み終えた頃、このまま読み切ってしまうのが勿体なくなってしまい、ちびちび読もうと思ったのに、後半はもう、「えらいこっちゃー えらいこっちゃー」と心が騒ぎだし、「ほんで どーすんの? どーすんのん??」と いつものように止まらなくなった。
複数の強烈なキャラ(笑)。深まる謎と次第に明らかになって行く謎。平行して進む2つのストーリーはミラクルに絡み合う。そして、最後の種明かしの後に来る種明かしの大どんでん返しがたまらない。
ファンタジーというよりヒューマンドラマとして楽しめる。
エンタメ好きの皆さん、読むべし!!
特に大阪人はきっと氣持ちよぉわかるやろなぁ〜。

読了後、必ずお好み焼きが食べたくなり 空掘商店街と大阪城を見にいきたくなる衝動にかられること請け合い(笑)
そして、少なからず 父のことを想うだろう。
「なんかオモロい本ない?」と尋ねられれば、間違いなくこれをおススメします。

http://www.g-smile.com/bicycle/map/kinki/karahori02.html
http://www.g-smile.com/bicycle/map/kinki/karahori.html
http://www.soc.ryukoku.ac.jp/~wakita/20030920kyoboku-2.htm



昨日 うっちゃりに「公民で”会計検査院”って習ろたか?」と尋ねたら「そんなマニアックなこと習わんやろ」といわれたので、今朝、公認会計士の娘に 「会計検査院って 知ってる?」と問うと 「知ってるよ」と返ってきた。やっぱり知ってる人は知ってんにゃ。