三福藭めぐり

Chumi2007-01-21


センター入試2日目。昨日と同じようにバンビを車に乗せ、出発。昨日と違うところは、旦那も同乗していること。



▼大黒さん:妙圓寺(松ヶ崎)
試験会場でバンビを下ろし、そのまま松崎山妙圓寺へ。ここは、盂蘭盆会のとき京都五山送り火で知られる「妙」「法」の「法」のお山の麓にあるお寺で、日本最古の都七福神の一つ大黒天さまが祀られている。
日本最古 都七福神 - 大黒天 松ヶ崎大黒天
この大黒様は、天台宗開祖伝教大師最澄)が作られ、日蓮が開眼したという。到着したのが9時前だったので、また寺務所は開いてなく、大黒様本体にはお目にかかることが出来なかったが、「さすり大黒」という石像の大仏様がご神体の前にしつらえてあり、身体の悪いところをさすって拝んでくださいとかかれてあったので、左肩と頭をなでくりまわす。



▼寿老神さん:革堂(中京区 寺町)
それから、次は、寺町丸太町下がるの革堂 寿老神さまをめざした。日本最古 都七福神 - 寿老神 革堂
場所は御所の近辺で、町中だ。何度も前を通っているのにこんな処にこんなありがたい七福神のひとりが祀られているとは、今までで全然しらなかった。ちょうど寺町通りの向かいに100円パークがあるので駐車してお詣りする。

つぎは、北西へ向かい昨日に引き続き北野天満宮へ。昨日新しい合格お守りをいただいたので、今日は、古い勧学護りを納めに。そして、もう一度合格祈願をお願いする。
一旦家に帰り、うっちゃりの様子を見ると、パジャマのままで宿題をし始めていた。月曜から中学入試があり3日間授業はおやすみなので、どっさり宿題がだされているらしい。



▼布袋さん:萬福寺(宇治 黄檗
体勢を立て直し、「え〜〜?宇治までいくの〜?」と弱気な旦那に「あと行ってないのは、布袋さんだけやん〜。今逃したら、今度いつ行けるかわからへんしぃ〜〜」と葉っぱをかけ、ハンドルを握ってもらう。私は道順がわからない〜。とにかく宇治だ。1時間弱はかかる。
ということで、しばらくドライブを楽しんで到着したのは、旦那がおとすれる最後の七福神 黄檗萬福寺 布袋尊
日本最古 都七福神 - 布袋尊 万福寺
ここは、いままで巡ってきた七福神と様子が違って、駐車場も有料、参拝料金が500円必要だった。ここ黄檗山は、日本三禅宗臨済宗曹洞宗黄檗宗)のひとつなのだ。と初めて知った。禅宗臨済宗建仁寺)と曹洞宗総持寺永平寺)しか知らなかった〜。
思っていたよりも大きな伽藍で驚いた。今まで私が知っている禅寺と少し様子が違い建物に中国の影響が色濃くみられる。(写真:総門)建造物は、中国の明朝様式をとりいれた伽藍様式で、創建当初の姿を今につたえる珍しい寺院で重要文化財になっている。そして拝観料がいるだけあって、庭の手入れも綺麗にしてあり、ボタンをおせば、スポットで観光案内のナレーションが流れるように整備されている。修行僧の本堂でのお勤めも様子も偶然拝見できた。
ここには、木魚の原形となった「開版」(かいぱん)とよばれる魚が玉を口に加えている巨大木魚があり、今なお時報を告げるのに使われている。
ご本尊の布袋さんは、三門をくぐりまっすぐ進んだ目の前の天王殿にいらっしゃった。金ぴかの像で、「あいや〜メタボリックシンドロームでないの」と思われる見事なお腹。そして満面に笑みをたたえられてる。弥勒菩薩の化現といわれている。
このお寺の中の「黄龍閣」で普茶料理が食べられるというのも珍しい。(3日前から3人以上で要予約)普茶料理とは、普く大勢の人にお茶を差し上げるという意味でお寺の行事の際、茶礼という儀式を行い、そのあとで謝茶(慰労会)でだされる中国風精進料理のことだそうだ。

参拝を終えた頃には、おなかがぎゅるぎゅる〜。帰路にマクドがあり、今話題のMEGAMACに触手が動いたが、反対車線の長蛇の列だったのであきらめ、外環状線沿いの来来亭でラーメンを食べて帰宅。美味しかったけど、ちょっと私には塩分が多いように感じたので、スープを全部飲むのを控えた。
おなか満腹でウトウトとなり、帰宅するなり思わずお昼寝タイム。1日に3福藭もめぐるのは、ちょっとハードだったかな。七福神めぐりのつづきはまた今度。
日本最古 都七福神 - イラストマップ