漫画

バルバラ異界

夢で未来をかえる能力を持ち眠り続ける少女と他人の夢に入って行く能力をもつ男性を中心とした近未来SFロマン。ユング、遺伝子記憶、深層心理、無意識、不老不死、父性愛がキーワード。恩田陸さんが繰り返し読み返しているというので読みたくなってアマゾン…

イグアナの娘

劇団でも上演されてきたおモー様の秀作。この短編集のなかは、全てステージが日本で、あまりにもリアルな日常で、思春期の危うい精神が、すごくシュールに描かれている。読んでいて心がズキズキした。イグアナの娘 (小学館文庫)作者: 萩尾望都出版社/メーカ…

A-A'

と言うわけで、萩尾望都は私のカタルシスだ。そのように再認識したのは、A−A’のラストページで不覚にも涙が頬を伝ったから。A-A’ (小学館文庫)作者: 萩尾望都出版社/メーカー: 小学館発売日: 2003/08/01メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ …

マージナル

時は2999年。地球は男だけの世界に。その世界で象徴ともいえるたった一人の母マザが暗殺された。発端は、2300年。地球は、ハルマゲドンを避けたものの、限りない人口増加と長命医療で、工業も農業も地球全体が薬漬けに。その年、海面を覆い尽くす菌類の大量…

アドルフに告ぐ 

先日仕事がらみの講演会に出席したのがきっかけで、今 竹内オサム著の「手塚治虫」という本を読んでいる。手塚氏の生い立ちから、試行錯誤を繰り返しながらの作風の変遷まで、綿密な資料と取材に基づいて、「まんがの神様」と云われている手塚氏の生き様が分…